『とある魔術の禁書目録』『とある科学の超電磁砲』をはじめとする「とある」シリーズのアニメ化を中心とした〈「とある」プロジェクト〉と、登録者限定デザインのTカード発行やグッズの販売、イベントなど様々な特典を提供するファンクラブサービス〈Tファン〉とのコラボによる登録者限定サービス〈「とある」プロジェクト×Tファン〉。その登録者を対象に3月30日に東京都内で開催された、TVアニメ『とある魔術の禁書目録Ⅲ』のキャストトークイベントのレポート、後編です!ここで、三木さんからも美琴のベストシーンを発表してもらうはずが……?三木 佐藤さんは声優さんだからアニメから選ぶじゃないですか。だから僕は原作小説から選ぼうと思って。その中でも新約⑬巻で当麻と自転車で2人乗りするシーンで美琴のモノローグがあるんですけど、それをこの場で佐藤さんにやってもらいたいなと。
おおっと沸き立つ会場! なんと原作小説の生アテレコが実現することに!三木 あの、乙女回路を発動した感じでお願いできれば。
モノローグだけ、というオーダーだったにもかかわらず地の文から朗読し始める佐藤さん。続いて、オーダー通りの乙女回路(?)全開で、キャパシティを超えるシチュエーションにぐるぐると思考を巡らせる美琴のモノローグを演じきってくれた。思わぬサプライズと見事なパフォーマンスに会場からは割れんばかりの拍手が巻きおこる!佐藤 これはでも、阿部さんとの掛け合いだとまた全然違うものになる可能性が高いですよ。美琴は可愛いんですよね、指輪をプレゼントしようとしたりとか。
三木 ふとしたところで子供っぽいっていうか、普通の中学生に戻る瞬間がありますよね。
佐藤 そうなんですよ! 背負ってるものが重すぎて、ついついそれを忘れがちになるんですけど、そうじゃないただの中学生の面もあるんだぞっていう。
そして、イベントは2人への質問コーナーに。最初の質問は「鎌池先生のここがすごいというところを教えてください」というもの。三木 アニメの脚本会議だったり、アフレコに立ち会ったり、あとブルーレイに収録する特典小説とかも書いて頂いたりとかスケジュールがパッツンパッツンで相当ヤバいはずのところに、こちらとしてはもちろんアニメの放送中に原作小説の新刊とか出したいじゃないですか。そんな中でも「ちょっと思いついたことがあるんで原稿書いてきました」って新しいものを持ってくるんですよ(笑)。「そんな締め切り切ったっけ?」って言うと「いやちょっと気を紛らせたくて」って(笑)。
佐藤 それ! ホントそれ!
三木 そういう具合にですね、いつまで経っても、こんなに詰めこんだのに書き続けるというのが本当にすごいと思います。
佐藤 すごいというかもう言葉を失いますよね。鎌池先生ってちゃんと寝てるんですか? 私、鎌池先生の生態が知りたいんですよ(笑)。
三木 さすがに寝てはいると思いますよ、でもいつ寝ているのかはわからない(笑)。謎は深まるばかりです(笑)。