• 『峰不二子の嘘』完成披露舞台挨拶で小池監督「ルパンも…やります!」
  • 『峰不二子の嘘』完成披露舞台挨拶で小池監督「ルパンも…やります!」
2019.04.26

『峰不二子の嘘』完成披露舞台挨拶で小池監督「ルパンも…やります!」

『LUPIN THE IIIRD 峰不二子の嘘』完成披露舞台挨拶に(左から)宮野真守さん、栗田貫一さん、小池健監督、浄園祐プロデューサーが登壇


アフレコ現場での雰囲気を聞かれると、初参加の宮野さんが「僕、ドキドキしながら入ったんですけど、栗田さんが優しく迎え入れてくれて。始めからルパンチームが家族の雰囲気があったので、そこに迎え入れてもらえたなっていう感じがありました」とすんなり入れたことを話すと、栗田さんかすかさず「でもね、残念ながら、やまちゃんも浪川くんも今回入ってないんでね」と言うと、宮野さんが「そうなんですよね、それは残念だったんですけど、栗田さんとお昼ご飯を一緒に食べさせてもらったり、収録現場の中でもちょっとしたところで栗田さんが現場を和ませてくれるシーンが(笑)」と言うと、小池監督が「金曜ロードショー版ルパンとか(笑)、演じわけを」と話し、「ルパンのパターン違いで、金曜ロードショー版でやってください、みたいな(笑)」と宮野さん。「ああ〜ありましたね」と栗田さん。浄園プロデューサーが、劇中ちょっとここは軽い方でやった方がいいかなというシーンがあったとき、栗田さんが金曜ロードショー版ルパンをやってみたりすることがあると説明。栗田さんも「どっちかっていうとこの『LUPIN THE ⅢRD』はディープな感じなんで深海の方で泳いでる。金曜ロードショー的には水面をバーッと泳いでる、トビウオ的なルパンの方が良いのかな、とかね」、「それを見せていただいて、すごい楽しかったです」とうれしそうに話す宮野さん。楽しい現場での様子が窺えました。

それぞれが思う不二子の魅力を聞かれると、宮野さんが「…エロいなぁっていう」栗田さんも「エロいよなぁ。おっぱい出てるし」と不二子の美貌を挙げ会場を沸かした後、小池監督が「謎だらけの女っていうところが魅力かなと思ってます。皆さんが思ってる、知能の高さですとか、美貌ですとか、フィジカルの高さっていうものをきっちりフィルムの中に落とし込んだ上で、今回の作品とはまた違う付加価値が生まれたらいいかなぁみたいなところでカット割りに挑戦しました」と制作秘話を披露。浄園プロデューサーも「『LUPIN THE IIIRD』シリーズは、キャラクター1体1体をフィーチャーしてるので、そのキャラクターの深みというか、その中にこういうものがあるんだよっていう幅を見せたいっていうのがあるんですね。だから今回、沢城さんも不二子を引き継いでから、ここまで感情をむき出しにしたことが無かった。子どもに対してあそこまで感情を出すっていうのは今まで求められてなかったんです。ですから見たことない不二子が詰まってると思います」と本作の不二子の魅力を語ってくれました。

最後、皆さんから一言ということで浄園プロデューサーから
「今日は大勢の皆さん、本当にありがとうございました。ルパン三世の中でもですね、モンキー・パンチ先生のスピリッツというものを色濃く出していける人、それは僕は、現段階では小池監督、そしてこの『LUPIN THE IIIRD』シリーズに携わってくれているスタッフの皆さんだと思っています。なので、まだまだ続けていきたいですし、まずは5月31日から30館、上映ありますので、皆さん、引き続き応援よろしくお願いします。今日はありがとうございました」

次に宮野さんから
「今日は本当にありがとうございました。皆さんに観に来ていただけるこの瞬間がホントにうれしく思います。僕自身がルパンシリーズに携われたのが本当に光栄で、本当にうれしく幸せに思っています。その想いも作品に注ぎ込みましたし、今回この『不二子の嘘』が不二子の精神性にかなり迫った作品になっているなぁと僕は感じました。先ほどの話しではエロいなぁと言ったんですけど、その印象で見ていた不二子の奥深くを知ることが出来るというか、子どもに対する愛情だったりとか、でもそれすらも本当なのか嘘なのか、それをハッキリとは見せない不二子の姿に色々皆さんも感じて欲しいなという風に思いますし、新たなルパンシリーズの打ち出し方が出来たんじゃないかなと思いますし、僕もそこに参加できて非常にうれしく思います。沢山の人に観ていただきたいです。よろしくお願いします。今日はありがとうございました」

栗田さんから
「まずはご覧になっていただき、ありがとうございました。どんな感想を皆さんお持ちになったか、お一人お一人に伺いたいところではございますが、それを聞いても、変えることは出来ませんので。『ああ、そうなんですか』としか言いようがございませんけれども」と言って場内を沸かした後、「でも今回は本当に、みゆきちゃんがどっぷりと峰不二子の世界に入っていった感じが、リアルに僕も感じておりました。『次元の墓標』、そして『血煙の石川五ェ門』、『峰不二子の嘘』と、一軒ずつ家が建ってる気がするんですね。あとは、やまちゃんの銭形と、僕のルパンを何とかモデルルームでも良いですから、並べて建てていただきたいなぁなんてことを考えながら、果たして、そのう……ルパンのナントカっていうね、ものになったとき、ルパンが何になるのか、追々今から楽しみではありますけど。それを言ってもね、『次元の墓標』のときに『ルパンもあるんですか?』って言ったら『いや、それ無いと思います』って」
(それに対して必死で言ってないとジェスチャーで手を振る小池監督!)
「ガックリと倒れた覚えがありますけど。まぁでもね、ぜひぜひこの作品が全国に広まっていって頂きたいと思います。そしてルパンが愛してる峰不二子がどんどん艶っぽく描かれて、そして成長して行ければと思います。また私もモンキーさんに預けていただいた『ルパン』という作品を、一生懸命これからも何とか頑張っていきたいと思っております。これからも、よろしくお願い致します」

最後、小池監督から
「モンキー先生が、素敵なコンテンツを、魅力あるキャラクターを残してくれました。このシリーズで続編を続けさせていただけるのであれば、ぜひ制作に励んでいきたいなと思ってます。もちろんルパンも、(栗田さんが監督をじっと見つめ…)やり…やれるかな(笑)、やりますよ!」と言い切ると、会場内から大拍手!
栗田さんも「ありがとうございます」と言うと、続けて小池監督が「皆さん、応援よろしくお願いします!」と客席のファンにお願いし、イベントが終了しました。

ここへ来てようやく『LUPIN THE IIIRD』シリーズの全貌がほんの少し垣間見え、キャスト&スタッフの想いも明かされました。モンキー・パンチ原作、小池健監督・演出、高橋悠也脚本、石井克人クリエイティブ・アドバイザー、ジェイムズ下地の音楽による『LUPIN THE IIIRD 峰不二子の嘘』、ぜひ劇場でご堪能下さいませ。


(C)TMS (C)モンキー・パンチ

RECOMMENDEDおすすめの記事

RELATED関連する記事

RANKING

人気記事