• ルパン最新作『峰不二子の嘘』の脚本・高橋悠也氏インタビュー【前編】
  • ルパン最新作『峰不二子の嘘』の脚本・高橋悠也氏インタビュー【前編】
2019.06.05

ルパン最新作『峰不二子の嘘』の脚本・高橋悠也氏インタビュー【前編】

脚本を手掛けた、高橋悠也さん

『RED LINE』の小池健監督・演出・キャラクターデザイン、『仮面ライダーエグゼイド』の高橋悠也脚本、クリエイティブ・アドバイザーの石井克人、音楽のジェイムス下地という布陣で作られてきた『LUPIN THE ⅢR』シリーズ最新作、峰不二子を主人公にした『LUPIN THE ⅢRD 峰不二子の嘘』が、5月31日(金)新宿バルト9ほかにて限定公開される。

LUPIN THE ⅢRD 峰不二子の嘘』は、『LUPIN THE ⅢRD 次元大介の墓標』(2014)、『LUPIN THE ⅢRD 血煙の石川五ェ門』(2017)に続く3本目の作品。『次元大介の墓標』では次元を狙うヤエル奥崎という殺し屋が強敵として現れ、『血煙の石川五ェ門』ではルパン、次元、不二子を狙う男としてホークという強敵が出現し五ェ門が挑んでいき、どちらも終始目が離せない展開にドキドキハラハラさせられた。そして今回、『LUPIN THE ⅢR』シリーズ最新作では、どんな敵が登場し、どんな不二子が見られるのか、やはり気になるところ。そこで脚本を手掛けた高橋悠也さんに、峰不二子の魅力、『LUPIN THE ⅢRD』シリーズへの挑戦についてお話しを伺った。


今までにない不二子を描こうと意識して挑戦した部分


――
『ルパン三世』という非常に長いシリーズに関わることになったきっかけを教えてください。

高橋:一番最初にルパンシリーズに関わったのが『次元大介の墓標』だったんです。その時のことは僕もちょっとよくわかってないんですけど、やることになって(笑)。『墓標』である一定の成果を得て、TV4シリーズ『ルパン三世(PART4)』を30年振りにやりますというところにシリーズ構成として参加させていただきました。

一方で『墓標』をやるときからいまの前・後篇という構造をとらせてもらっているんですけど、これはテレビ的に1クール分くらい作るかもという淡い野望がスタッフ全員の中にあって、そこを意識したフォーマットになっています。とはいえ『墓標』が成功しないことには始まらない。やってみたところある程度評価を得たので、『血煙の石川五ェ門』あたりから、「これは全部やるのかもしれない」っていう(笑)流れになり、3作目にして『峰不二子の嘘』になりました。

――監督の小池健さん、クリエイティブ・アドバイザーの石井克人さん、脚本の高橋悠也さんのお三方でどういう風に脚本を作っていくんでしょうか。

高橋:まず最初に石井さんがコンセプトとして敵キャラのイラストとか、こんな攻撃をしてくるとか、こんな食べ物が好きとか、そういうメモ的なものを毎回書かれるんです。それは文字情報だけじゃなくて絵も描いてあって。このキャラクターは次元や五ェ門や不二子となぜ戦うんだろうと。これは『墓標』の時からずっとそうなんですけど、戦う理由や背景部分はこっち側で肉付けして物語に仕立て上げるっていうことをやってきました。基本的に話のとっかかりは石井さんのメモっていうところから始まってます。だから今回『不二子の嘘』のビンカムも、実際出来上がったものはイケメンっぽく仕上がってるんですけど、石井さんが描かれてたのはもっと髪の毛が長髪で目がギョロッとしてて、体型ももっと細長くて爪も長くて、ちょっと人とは思えないような細いゾンビみたいな、そういうビジュアルでした。それを『LUPIN THE ⅢRD』のフォーマットに小池監督がデザインで落とし込んで、僕がストーリーを作るっていう感じです。


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