• 佐藤利奈×三木一馬 「とある」プロジェクト×Tファン トークイベント!【後編】
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2019.06.06

佐藤利奈×三木一馬 「とある」プロジェクト×Tファン トークイベント!【後編】

佐藤利奈さん(右)と三木一馬さん(左)


また、佐藤さんに対して、「10年以上美琴と向き合ってきてご自身としてどのようなところが変わったと思いますか?」という質問も。


佐藤 昔は自分自身精一杯なところも多くて、もちろん今もそうなんですけど、でも年を経るごとにちょっとずつ上限が上がっていってる感はあって、「もっとこうしたかったのにな」と思う反面、「今の私だとこれが出ないのかもしれない」みたいなジレンマを抱えながらやってきているところはあります。お芝居ってひとりぼっちでやるものではなくて、皆さんも同じように時を過ごしてきての会話なので、一緒に作りあげられたらいいなと思って今期は臨んでいました。『超電磁砲』と『禁書目録』の美琴はやっぱり見え方が違うので難しくて、そこにとらわれていたんですけどそれは考えるのはやめて、自分の持てる全てのもので美琴と向き合っていけたらいいなと。というかこの先もそうしていきたいなと思いました。

三木 素人質問で恐縮なんですけど、佐藤さんクラスのベテランの声優さんでもそういう向上心というか勉強しなきゃみたいな感じなんですか? これくらいだったら楽勝だなみたいなゾーンとかないんですか?

佐藤 ないですよ!(笑) そんなのがある方は多分いないんじゃないですかね。いつも正解はどこだろうって探してたぐり寄せて生きていると思います。でも歳を重ねるごとにその正解が広がりますよね。だから『禁書目録』なんて特に難しいですね。今まで積み重ねたものもあるけど、それに縛られると動けなくなるっていうこともあって。だから日々変わっていっているっていう感じです。


「今後『とある』シリーズで挑戦してみたいことは?」という最後の質問には、三木さんから壮大な抱負が!


三木 真面目な話していいですか? 『グイン・サーガ』のように、小説業界の金字塔を目指したいです。それは売り上げという意味でも刊行数という意味でもそうなんですが、ずっと続くということって多くの人に長く愛されて、必要とされていることだと思っているので、それを目指して挑戦していきたいです。


終了に近づき、プレゼントの抽選会や、2019年7月から放送予定の『とある科学の一方通行』のPVが流れるなど最後まで盛り上がりを見せたスペシャルトークイベント。最後にファンに向けて、三木さん、佐藤さんからそれぞれメッセージも。


三木 『禁書目録Ⅲ』のあとも他のアニメーション、スピンオフもどんどん続いていきますし、もちろん原作小説のほうも頑張ってやっていきたいと思っています。世の中に大量のコンテンツがある中で、この作品を知って愛してくださっている方たちのために頑張りたいと思っています。これからも応援よろしくお願いします。本日は本当にありがとうございました。

佐藤 今日は皆さん来て下さってありがとうございました。この作品とのお付き合いも長くなってきているんですが、長いからこそどこからでも入ってこられる、どこからでも楽しんでもらえるっていうのがひとつの強みかなと思っています。これから先、また『超電磁砲』もあるので、私もできうる限りの「全力でやってやるぞ」という意気込みを黒子とともに誓い合い、また初春と佐天さんとも「始まるね、まだ全然始まらないけど」みたいな会話をしつつなんですけど(笑)。こういう機会を与えてもらえるのは本当に応援して下さっている皆さんと、鎌池先生が精力的に書いて下さるおかげだと思っています。とにかくこの美琴というキャラクターにもっともっと縦横無尽に暴れ回ってほしいですし、感情豊かに生きていってほしいので、そのお手伝いができるように自分自身も努力していきたいなと思っています。今後も「とあるプロジェクト」を応援して頂けると嬉しいです。



「とある」プロジェクト×Tファン https://toaru-project.fan.tsite.jp/

「とある」シリーズのファンに向けた登録者限定のサービスとして2018年12月25日よりスタートした〈「とある」プロジェクト×Tファン〉は、ECサイト「FANDAYS」にて利用登録を受け付けている。限定デザインのTカード発行やオリジナルグッズ販売など、様々な特典が楽しめる。サービス登録料は1,500円(税抜)。

(C)2017 鎌池和馬/KADOKAWA アスキー・メディアワークス/PROJECT-INDEX Ⅲ

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