ーー 大好きなウルトラマンシリーズについてお聞きします!
濱田 時間、大丈夫ですか(笑)?
潘 この後大丈夫(笑)?
ーー あらためて、ウルトラマンシリーズを好きになったきっかけを教えてください。
濱田 『ウルトラマンコスモス』のDVDです。両親の知り合いの方からいただいた『コスモス』のTVシリーズと映画3本分(『劇場版 ウルトラマンコスモス THE FIRST CONTACT』、『劇場版 ウルトラマンコスモス2 THE BLUE PLANET』、『劇場版 ウルトラマンコスモスVSウルトラマンジャスティス THE FINAL BATTLE』)と、『ウルころ』(『ウルトラマンボーイのウルころ』)。それをずっと移動中の車の中で見て育ってきました。
ーー 何才くらいでしょう?
濱田 3歳か4歳の頃ですね。『ウルトラマンネクサス』、『ウルトラマンマックス』とかもリアルタイムで視聴しながらの時期だったので。ずーっと車の中で見ていましたね。
潘 私も出会いは3歳、母が仕事の現場でいただいてきたビデオですね。『ウルトラマン』、『ウルトラセブン』、『ウルトラマンタロウ』の、1本に3話とか4話しか入っていないビデオをうちに置いていてくれて、留守番中にずっと見ていたんですよ。それ以降、ヒーローに憧れが強くなりました。私の頃の女の子って、『セーラームーン』の世代なんですけど、私は『ウルトラマン』でしたね(笑)。
ーー 周りのお友達から浮いたりしなかったですか?
潘 男の子たちと遊んでいたかもしれないです。ウルトラマンの模様をデザインした上下セットのTシャツと短パンあるじゃないですか、キッズ用の。あれを着てお庭を駆け回っていた写真があるんです。
ーー まさにウルトラマンごっこですね。
潘 ごっこしていました。もちろんウルトラマン側でしたけど。
ーー お二人とも、ヒーロー側に憧れていたんですね。
濱田 そうですね。ウルトラマンになりたかったんです。
潘 なりたくて、なったもんね。すごいよね。
濱田 ありがたいです。
ーー 憧れていたお二人が、ヒーローであるウルトラマンになった(潘さんはアニメ『ULTRAMAN』で北斗星司を演じている)。ウルトラマンになったことで生まれた意識はありますか?
潘 龍臣くんに聞いてみたい!
濱田 一番自分が変わったと気づいたのは、イベントでした。僕が一番最初に出たイベント、『ウルトラマンフェスティバル2017』で「朝倉リクがやってくる!」みたいなトークイベントをやらせていただいたんです。ガチガチに緊張して、人前でフリートークなんてできるのか?っていう状態だったんですけど、いざ舞台に出ると、もちろん緊張はしていましたが、子供たちの憧れの視線を感じて、「あ、自分もそうだった」とそこで気づいたんです。今までは見ている側だったのが、見られる側になって、ウルトラマンになったんだとはっきりとわかって。責任がついてくるし、だからこそ、ウルトラマンでい続けるためには、俳優でい続けないといけないんだと。強く思った瞬間でしたね。
潘 だってその子達にとっては一生リクだもんね。
濱田 そうなんです。だから僕も一生リクでい続けたいと思いますし、どんなにおじいちゃんになっても、「ジーッとしてても、ドーにもならねぇ!」って言っていたいし。
潘 あー、言っててほしい!
濱田 だから、とても嬉しかったですね。
ーー 潘さんは『ULTRAMAN』のアフレコは?
潘 演じきりました。ウルトラマンになったという意識が、プレッシャーとかじゃなくて、やっぱり喜びだったんですよね。私の場合は、声の仕事をしていたからこそなれたんだなって。実は声のお仕事をする前に、舞台などで顔出しのお仕事をしていたんですけど、その頃はウルトラマンになることは、諦めかけていた夢だったんです。女性ということも考えると、より機会も少ないじゃないですか。今回はアサヒちゃんがなっていますが、それも久しぶりの女性ヒーローですし。だから、本当に声のお仕事をしていてよかったと思います。だってウルトラマンになれるんですもん。しかも役名が北斗星司で、エースですから。普通の人生では北斗星司にはなれないでしょ(笑)。TVシリーズ、『ウルトラマンA』での北斗星司という存在があるので、アニメになったからこそ「北斗星司役の潘めぐみです」って言える。感慨深いものがありましたね。龍臣くんと重なるところもありますが、やっぱりヒーローって、観ている子ども達にとっては、ずっとヒーローだから、普段の自分の生活もちゃんとしなきゃ!ってなるんですよ(笑)。ふらっと外に出る時の服装もちゃんとしようとか。もしかしたらペガとイメージが繋がっている人もいるかもしれない。だから、そういう人が私生活ちょっとだらしなかったら嫌だと思うし。家ではいいんですよ。あと友達といる時などは自分でいることはいいと思うんですけど、やっぱりイベント会場に行った時とかは、彼ら彼女たちにとっては、私はずっとこのキャラクターであり、このヒーローなんだという意識は忘れちゃいけないなと思いますね。
ーー 子どもの頃に見たものって、鮮明に覚えているじゃないですか。
潘 そう、昨日の夕食も思い出せないのに(笑)。あの話数のあのエピソードだけ、超覚えている!ということとかってありますよね。
ーー そんな子どもたちに「がんばれー!」とか言われるとね。
潘 「がんばれ」熱いねー。
濱田 すごいっすよ、ほんとに! 『ウルトラヒーローズEXPO2018』のバトルステージ(『ウルトラマンジード 起こすぜ!奇跡!!』)で、すごく応援していただいたんです。リクが倒れるシーンがあったんですけど、センターステージだったので、全方位から聞こえるんですよ。毎日5公演あって、体力的にけっこうしんどかったんですけど、子どもたちの「がんばれー!」の声を聞いて、よっしゃ頑張ろう!って元気でました。
ーー そんな子どもたちが見ていると思うとね、自分のことを律しないといけないとも思いますよね。
濱田 そうですね。でもウルトラマン大好きな気持ちは抑えられなくて、『ニュージェネレーションワールド』などの展示コーナーに行くと、ひたすら写真を撮っていますね(笑)。
潘 なんかそういう時にさ、今みたいなことを語っている自分もいるんだけど、思わず素の自分に返っちゃうよね、「ホワァー!」って。
濱田 「あーかっこいい! 無理無理無理、我慢できない!」みたいに!
ーー 濱田さんが一生懸命写真を撮っている姿をSNSで見ましたよ。
濱田 そうなんですよ。事務所の方で、僕の顔を写すより、僕がヲタ活している写真を撮る方がいて。今年の1月に大阪の『ウルフェス』に行ったんですけど、ひたすら一眼レフでゴモラを撮っている後ろ姿の写真がアップされていました。他にもヒーローニュースの掲示板みたいなところでも話題になっていましたね。「これは休日ではありません」とか書かれてしまって。
潘 (笑)。確かに休日だけじゃないもんね。そこにいるのは。
濱田 そのときは関西で舞台挨拶があって、直前に八尾の『ニュージェネレーションワールド』に行って写真を撮っていたんです。
潘 行ったら撮りたいよね。そこでしか撮れないもん。
濱田 「一眼持って来れば良かったー」とか言って。一度、皆さんの前に一眼持って出たこともありますね。昨年の11月に『劇場版ウルトラマンジード沖縄ロケ地巡りツアー』という企画があって、一眼持って「どうもー」とか言って出て行ったら、「ごっついの持ってるよー」とか言われて。
潘 逆に裏切らなくていいと思う! だってリクはドンシャイン大好きだから、その設定って龍臣くんベースだったりして(笑)
濱田 本人はウルトラマンジャスティスが好きなんですけどね。イベントで「好きなウルトラマンは?」って聞かれた時のウルトラマンジャスティスの話がすっごく楽しいんですよ。1分間で、息継ぎほとんどなしで、そこそこの説明ができますから。身長・体重・出演作品・必殺技などなど。
潘 ポージングも全てできるしね。
濱田 ひたすら喋ってますよ。
潘 私、ジャスティスの目が好きよ。
濱田 あ! いいですよね! テックライガー助けた時のここに映るところですよね!
潘 「うっ、ジャスティスッ」のところ! わかるわかる!
【商品情報】
『劇場版ウルトラマンR/B セレクト!絆のクリスタル』
【Blu-ray特装限定版】
価格:6800円+税
発売日:2019年7月26日(金)発売
収録時間:約194分(本編DISC:約83分+特典DISC:約111分)
封入特典:特典DISCには、劇場版ウルトラマンR/Bメイキング〈ドラマ編〉、劇場版ウルトラマンR/Bメイキング〈特撮編〉、湊兄妹×リク ビジュアルコメンタリー、未公開シーン、2019年2月19日 完成披露舞台挨拶レポート完全版を収録。
仕様:特製三方背ブックケース
©劇場版ウルトラマンR/B製作委員会
【DVD】
価格:3800円+税
発売日:2019年7月26日(金)発売
収録時間:約83分(本編72分+映像特典約11分)
映像特典には、ノンテロップエンディング、劇場予告第1弾・第2弾、TVスポット第1弾・第2弾を収録。
©劇場版ウルトラマンR/B製作委員会
◾️公式サイト https://m-78.jp/rb/movie/
◾️ツイッター公式アカウント
・URL: https://twitter.com/ultraman_series
・ID : @ultraman_series
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文/阿部雄一郎