——ここまでのお話を伺っていると、いずれは外画の吹き替えもやってみたいのかなという印象ですね。鷲見 そうですね、それでディズニー・チャンネル作品のヒロインになれたりとか、あとはジャッキー・チェンさんの作品に少しだけでもいいのでもし出られたら、そして父と一緒にそれを観られたら、本当に最高だと思います。
——それって最高の親孝行じゃないですか!鷲見 家宝にします(笑)。
——これどんどんアピールしていきましょう! 言っていると実現したりしますからね。鷲見 本当ですか! 夢なのでいつか叶うと嬉しいです。
初めてづくしの『ケムリクサ』出演——仮面ライダーGIRLSとしての活動をしながら、2016年に「avex×SHOWROOM声優アーティストオーディション2016」を受けて声優の道へ、という。鷲見 元々自分は声優になりたいということを当時の担当の方にもお話をしていてメンバーに入ったんですが、入った当初はグループに集中していたんですね。自分の中では声優にも挑戦したいけどできないっていうもどかしさもあった中で、ちょうど見つけたのがavexとSHOWROOMの合同オーディションだったんです。プロアマを問わず、って書いてあったので「たぶん無理だろうな」と思いつつ担当の方に相談してみたら「いいじゃんやってみなよ」っていう感じで。
——そんな軽い感じでOKだったんですね(笑)。鷲見 結構重めに考えていたんですけど「あ、いいんだ!」って(笑)。それで受けさせて頂いて、ファイナリストという結果で、その次の年から声優としての活動を始めたという流れです。
——それが『ケムリクサ』の出演につながっていったわけですね。でもTVアニメってこれが初めてだったんですよね。鷲見 そうです! 初めてです!
——いきなりのメインキャストじゃないですか。それまでもオーディションは受けられてたんですか?鷲見 ほぼほぼオーディションも初めてで。「あっ! オーディションが来た!」って。オーディションを受けること自体が嬉しくって。「受けられてラッキー」っていうか、記念受験みたいな気持ちでした。
——そんな気持ちで(笑)。『ケムリクサ』のオーディションは時期的にはいつくらい?鷲見 去年の夏くらいですね。
——その時点ではどういう作品かというのはご存じだったんですか?鷲見 いわゆる「趣味のアニメ」、自主制作版の作品があって、それのリブートのようなものだとは聞いていたので、参考として観ていました。
◆「仮面ライダーGIRLS」での活動と並行しながらいよいよ声優として歩み始めたジェナさん。初のTVアニメ出演『ケムリクサ』でりな役を演じての感想、そして『ケムリクサ』という作品について、さらにたつき監督とのエピソードなどは6月28日(金)にアップ予定のインタビュー後編に続く!(C)石森プロ・東映 (C)ヤオヨロズケムリクサプロジェクト