• 『ケムリクサ』りな役・鷲見友美ジェナ インタビュー【後編】『ケムリクサ』への思い、たつき監督の言葉
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2019.06.28

『ケムリクサ』りな役・鷲見友美ジェナ インタビュー【後編】『ケムリクサ』への思い、たつき監督の言葉

『ケムリクサ』4話より


——『ケムリクサ』の中でお気に入りキャラクターやシーンは?

鷲見 わかばはすごいなって思います。出会った最初はわりとひどい扱いを受けるじゃないですか。それなのに逃げないでみんなを助けようとするし、話が進むうちに、最初は頼りなかったのが最後にはりんちゃんを守るくらい強くなっていたり。そういう芯の強さとか心の優しさとかは私にはないものなので。あと過去のワカバも、りりちゃんがやってしまったことに対して絶対に怒らないで「やっぱり、りりはすごいね」って最後まで褒めてあげるじゃないですか。「私もこういう人にならなくっちゃ」って作品を通して最終回までずっとその気持ちを持って観られたので、自分の中ではすごく大きい存在ですね。

▲『ケムリクサ』1話より/わかばがりん、りつ、りなたちと出会う

▲『ケムリクサ』11話より/ワカバとりり

——エンディングテーマの「INDETERMINATE UNIVERSE」も歌われていますね。

鷲見 そうなんです! 元々エンディングはボカロの声だったんですけど、りん・りつ・りなの3人のバージョンが12話で流れて、そしてついこの間ソロバージョンも出るという情報を聞いて(笑)、とても嬉しいです。まさかソロバージョンがこうやって世に出るとは思っていなかったので、本当にありがたいです。
(編注:りん・りつ・りなのソロバージョンは2019年8月21日発売『TVアニメ「ケムリクサ」ミュージックコレクションアルバム』に収録)

たつき監督は静かな方でした

——改めて収録中のたつき監督とのエピソードなどがあったらお聞かせ下さい。

鷲見 毎回収録が始まる前に音響監督の阿部さんとたつき監督とプロデューサーの福原(慶匡)さんから“朝礼”のように「今日はこういう感じの台本なのでこんな感じでいきましょう、よろしくお願いします」というお言葉を頂いてから収録に入るんですね。終わった後にも「今日はここがよかったのでまた次も頑張りましょう」っていう“終礼”があって。たつき監督はものすごく静かな方なので、収録していた3ヶ月の間はそれ以外ではあまりお話することがなくて、演技についての指示は阿部さんを通してお話頂いていました。ただ、「どうですか、やってみて楽しいですか」とか「頑張ってますね」とか、ちょっとした言葉を掛けて下さる時があって、それがすごく嬉しくて。普段は言葉数が少ない方なんですが、でもちゃんと見て下さっているんだなっていうのがそのひと言ですごく伝わってきました。

——キャラクターの数が少なくて、つまりキャストも少数精鋭で、すごく濃密な現場だったんじゃないですか?

鷲見 初めての現場だったんですけど本当にアットホームで、収録が始まる前や休憩の時間にみんなで『ケムリクサ』の話をして「ここはどうなるんだろうね」って話し合ったりしてましたね。本当にこの現場で仲良くさせて頂けて、作品もこんなに皆さんに観て頂けて本当にありがたいなと思います。だからこそ自分もりなちゃんをしっかり演じきることができたのかなと思います。

文/小田 サトシ