2014年にTVで放送された『ガンダム Gのレコンギスタ』(全26話)に新作カットを追加し、映像を再編集した劇場版『ガンダム Gのレコンギスタ』(全5部作)。その第1部「行け!コア・ファイター」が、フランス・パリにて開催された「第20回 Japan Expo」にて、現地時間7月5日(金)に世界初上映された。 会場では、富野由悠季総監督が登壇、舞台挨拶も行なわれた。この世界初上映イベントの現地レポートが到着!日本カルチャーの多様性を発信する祭典として今年で記念すべき第20回目を迎えた「Japan Expo」に招かれた富野由悠季総監督。会場には、富野監督の登壇と、その最新作である劇場版『ガンダム Gのレコンギスタ』を心待ちにしていた多くのファンが世界中から詰めかけた。
上映を前に、会場に集まったファンに向けて富野監督は以下のようにコメントした。
【富野由悠季総監督コメント】
『Gのレコンギスタ』というタイトルには「ガンダム」というタイトルが付いていますが、基本的に「ガンダム」とは関係が無い作品です。ですから「ガンダム」という作品を知っている人には「理解ができない」と嫌われました。ですが、まったくこの種類のアニメを知らない人には、オンエアの時に多少の人気を手に入れました。また、日本では、深夜にしかオンエアされませんでしたので、僕にとっては公開したという意識がございません。だけど、今言いました通り、一部の若い方の支持を得られましたので、だったらきちんと作り直そうと思いまして、劇場版という形で作ることになり、今日ようやくこちらで初めて公開することができます。ですから、ここにいらっしゃる方にはちょっとお願いなんですけれど、みなさんのお子様に観て頂くように宣伝をして頂けると、とても嬉しく思います。そして、ここの会場の習慣として、このように制作者が来たときには、いろいろとお話しをさせてもらうように強制されています。ただ、今言いましたように『Gのレコンギスタ』という作品は、全く新しい形の作品ですので、まずご覧頂いて、そのあとで質問の時間を取らせて頂きたいと思います。ですから正面切って言います。大人の人は楽しんで頂く必要はありませんが、お子さんの目で観て楽しんでください。富野監督がこのように語ると会場内の期待値が高まるように拍手が起こり、劇場版『ガンダム Gのレコンギスタ』がついに世界初上映された。そして上映が終わると会場ではスタンディングオベーションが起こり、再び登壇した富野監督を熱烈に迎えた。
その後は熱心なファンからの質問が幾つも投げかけられ、富野監督も丁寧に答えていった。
最後に「今日はこういう形でこういう場所に来て頂きまして、本当に心からお礼を申し上げます。どうもありがとうございました。メルシーボク」と挨拶した富野監督。ファンからの盛大な拍手の中、劇場版『ガンダム Gのレコンギスタ』世界初上映イベントは幕を閉じた。
劇場版『ガンダム GのレコンギスタⅠ』「行け!コア・ファイター」総監督:富野由悠季
2019年展開予定
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