アップアップガールズ（２）中川千尋が語る自分自身「ちーこという仮説」【前編】

――そんなシーンも、メイキングとかで観たいですね！　演技をするのは、楽しかったですか？

中川　楽しかったです！　MVの撮影現場は、演技のしやすい雰囲気を作ってくださって、そういう空気だと「もうやるしかない！」という感じで、意外とすんなり演技できました。

――これまで1年以上、ステージで歌ってきて、ここまで感情を表現することってなかったのではないですか？

中川　いままでの曲は、恋を応援するとか、みんなを応援するとか、そういうことを考えて素の自分で歌っていたんですけれども、“僕”の感情になって歌うというのは難しかったです。でも、みなさんの前でこれまでと違うパフォーマンスができるのが、ものすごく楽しみです！

――では「Be lonely together」のレコーディングの感想も訊かせてください！

中川　リズムを取るのが難しくて、苦労しました。今回メインで歌っているまーちゃんとちなっちゃんでさえ、リズムを取るのが難しいと言っていましたね。わたしも皆に負けないようにと思ってガンバりました！　今回は２番にソロパートがあるんですよ！　そこに、注目してもらいたいですね。あとは、メンバーが8人になってこれまでとは、ユニゾンの組み合わせが変わりました。わたしはしまちゃん（島崎友梨亜）と。あとはかじぃ（鍛治島彩）とほーちゃん、にいなちゃんとあみた（新倉愛海）という組み合わせです。「Be lonely together」は、全員で歌うパートがなくて、ソロか2人ずつが多いですね。

――それは、これまで以上に歌唱力が問われるんじゃないですか？

中川　そうですね。そういう部分も、新しい挑戦ですね。これまでとは違う、そういう変化もじっくり聴いていただきたいです。けっこうシンプルですけど耳に残る曲だと思うので、何度も何度も聴いて欲しいです！

――つんく♂さんの書いてくれた「Be lonely together」ライナーノーツを読んでの感想も訊かせてください。

中川　（２）は最初は素人に毛が生えたような感じだったけど、だんだん成長してきたということを書いていただいて、私たちのことをちゃんと見てくださっていて、嬉しかったです。個人的には、私はデビューから全部のシングルにつんく♂さんサウンドプロデュースの曲があったので、自分も成長できたのかなと嬉しくなりました。

――そして新曲に関して「もう後戻りできない状態での一作」とつんく♂さんが描いてくれているじゃないですか。そのことに関してはどう思いました？

中川　本当にもうすでに、前しか向いていない状態だったので、すごく後押しというか、「キミならできるよ！」と言ってもらえたようで。（２）はいつも自分たちで考えて、自分たちで進んでいるという感覚があります。そういう私たちを応援してくれる周囲の声はいつもありがたいなと思っているんですけれども、それとは違う、私たちの後押しをしてくれる強い言葉をいただけたのが嬉しかったです。もう、前しか向きません。

　ソロパートが徐々に増えたけど…　

――では、「ワッチャウッ!!」と「2学期サマーっ!!」についても訊きましょう。

中川　もうステージでは何度も歌っているファンのみなさんにはおなじみの2曲です。どちらも振り付けをリーダーのちなっちゃんがしてくれた、盛り上がり曲です。私は2曲とも、大好きですね！　

――今回、8人でレコーディングしなおしたんですよね。

中川　8人バージョンは、5人のとき、7人のとき、9人のときと全然違うものになっていて、曲もだんだん成長、進化していると思います。個人的には、ソロパートが増えているので、そこに注目して欲しいです！　子供っぽいと思われるかもしれないですけど、歌割りが増えるのってすごく嬉しいんですよ！

――それは、みんな嬉しいんじゃないですか？

中川　ソロが増えるっていうことは、ステージで目立てる時間が増えるということなので、単純に嬉しいですね。