• 「『手品先輩』らしい、わちゃわちゃと楽しい曲になりました」鈴木みのりインタビュー
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2019.08.20

「『手品先輩』らしい、わちゃわちゃと楽しい曲になりました」鈴木みのりインタビュー

TVアニメ『手品先輩』ED「ダメハダメ」を8月7日にリリースした鈴木みのり。作品の世界観に合ったキュートなナンバーで、曲の最後にはドキッとするセリフも。ミュージックビデオでの謎のマジシャン、トランプマンとの共演など、今作も話題の尽きない1枚!


ーー『手品先輩』は、手品が大好きでちょっとエッチな先輩と、新入生の助手とのやり取りを描いたギャグアニメです。この作品の第一印象はいかがでしたか?

鈴木 今の時代のアニメのギリギリなんじゃないかというくらい攻めていて、すごいなって思いました(笑)。EDの映像も、あんなに肌色が多めになるとは予想していませんでした。でも、かわいらしい部分、微笑ましい部分もたくさんあって、とても面白い作品だと思います。

ーーそのような作品に合わせて、EDテーマをどんな曲にしようと考えたのか教えてください。

鈴木 爽やかな曲にするか賑やかな曲にするか、二つの選択肢があったのですが、『手品先輩』のわちゃわちゃと楽しい雰囲気に合わせて、賑やかな曲でいくことにしました。「ダメハダメ」はデモの段階から、サビの〈ダメ?ダメ!〉という歌詞が入っていて、面白い曲だなあと思って、選ばせていただきました。

ーー歌詞は、すごく楽しい感じになりましたね。

鈴木 『手品先輩』の世界観を大切にしつつ、私らしさも散りばめていただけたと思います。〈いつかできる 失敗すべし乙女〉とかはいかにも先輩らしいですし、最後のほうに出てくる〈いつも迷って泣いて悩んで泣いて だけどやっぱり最後は笑いたい〉という部分は、私自身にも共通することだなと思いながら歌いました。

ーーどんなに手品に失敗しても、チャレンジ精神を忘れない先輩の姿勢には、見習うべきところがありますよね(笑)。

鈴木 そうですね。アニメが放映されている間に、一度くらいは手品に成功してほしいです(笑)。

ーーボーカルはいろいろな声色を使って、表情豊かになっていると思いました。レコーディングはいかがでしたか?

鈴木 いつも以上に一つ一つのワードにニュアンスを盛り込んで歌ったので、体力的に大変でした。

ーーオンエアでは使われていませんが、曲の最後にセリフが入っているんですよね。

鈴木 〈ダメ? ダメ! ダメ? ダメ!〉とサビを歌い終えた後に少し間があって、「いいよ」とそっと言っています。サビを歌っているときは相手を見て強気に「ダメ」と言っているのですが、その後、急に目をそらしてモジモジしながら言うというイメージです。

ーーそして、言い終わると銅鑼が鳴る。最後まで遊び心が詰まった曲になっていました。MVもインパクトがあって、あのトランプマンがゲスト出演しています。

鈴木 トランプマンさんは、ちょっと年上の方のほうがよく知っていて、MVにゲスト出演していただいたことを、まず母が驚いていました。現場では手品を教えてくださったりして、優しく接していただきました。

ーーカップリング曲として「こいもよう」と「One More Step」の2曲が収録されています。

鈴木 「こいもよう」は私自身の作詞で、ハッピーな恋をテーマに書かせていただきました。ボーカルも明るく、かわいい曲になったと思います。「One More Step」ではダンスミュージックに初挑戦しました。どちらも今までにないタイプの曲なので、1stアルバムを経て、次のステップに進んだ私を感じていただきたいです。



「ダメハダメ」
 FlyingDog
 1400円
 8月7日発売

執筆/鈴木隆詩



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文/鈴木隆詩

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