折笠 のちのちのシーンでも一緒に走ってるところがありますしね。
森田 折ちゃんがすごいなって思うのは、すごく大事なシーン、戦わないといけないときにアテナだからこその凜とした感じがスッと出てくるんですよね。やっぱりアテナって折ちゃんなんだなって感じますね。このあと、6話以降でそれを強く感じるところがふんだんに出てくるので、ぜひ観てもらいたいなと思います。それがあるからこそ、星矢たちが一致団結して戦えるんですよね。ここからはアテナの見どころ満載です。
——今回、森田さんから見たアテナ、折笠さんから見た星矢ってどういうキャラクターですか?森田 前のアテナよりも親近感がありますよね。今回のアテナをご覧になって、好きなタイプですか?
——すごく好きですね!森田 僕もそうなんですよ(笑)。
折笠 (笑)
森田 前の城戸沙織、アテナって怖かったんですよ。絶対不可侵な感じじゃないですか。今回のアテナって、クラスにいて欲しいでしょ?
——クラスの窓際に佇んでいそうな印象でした。森田 学級委員長でもいいですし、生徒会長でも、あっ副会長がいいな。普段はちょっと近寄りがたいけれども、時々隣に来てしゃべってくれるみたいな親近感がありますね。これは脚本の妙だと思いますね。
——観ていて思ったのは、星矢がアテナを「守りたい」という気持ちが芽生えてるなと。森田 そう、そこなんですよ! たぶん男性の方が観ると、相当な確率でアテナに恋をすると思います。
折笠 やった!(笑)
森田 収録しながら思ってましたからね。今回アテナ人気ぐんぐん上がるな、って。後半の6話はさらにすごいですよ。
——男だけで盛り上がってしまってすみません(笑)、そんなアテナから見た星矢は?折笠 話を聞かずに進んでいっちゃう、みたいな。「星矢だからね」っていう話はみんなアフレコの時もしてたんですよね。タロットカードでいうと一番最初、0番の「愚者」っていうか。「行くぜ!」って、考える前に体が動いてしまう、その熱量と無邪気さのようなものは、今回すごく表れているのでかわいらしいです。かわいらしいっていうと男の子に失礼かもしれないですけど。
——自然とみんなを引っ張っていくようなところもありますよね?折笠 引っ張っていっているようでいて、実は紫龍が支えていたりとか(笑)。でも星矢は引っ張ってると思っているだろうな、って。
森田 勢いづけというか景気づけはしてますね。
——グラード軍との戦いでも「みんな行くぞ!」って先陣を切っていて、みんなは「ちょっと話聞けよ!」みたいになってますよね。森田 とにかく先に行かないとっていう気持ちが出てしまうんですね。
折笠 でもちゃんとみんなが「今だ星矢!」って信頼をよせていて、愛されているなって。そういうところがかわいいらしいです。