9月14日(日)、東京・渋谷のLOFT 9にて、sofvi.tokyoの編集長であり、『ハイパーホビー』の人気コーナー『そふび道』の担当であるいしざか かのう氏のイベント「そふび原理主義」の第2回が開催された。
まず登場したいしざか氏が、1部を振り返りながら、あらためてソフビの魅力を語った。いしざか氏がソフビに感じる最大の魅力である“ゆらぎ”。ではこの“ゆらぎ”を感じさせる柔らかい線、造形はどうして生まれたのか、をひもといてゆくと、昔の動物ソフビにたどり着き、その原型師の河本武さんは、もともと陶器の原型師だったことに行き着いたという。ソフビの丸みの源流は陶器にあったのだ!
ちなみに今回の来場者には缶バッヂがプレゼントされたのだが、このバッヂには、動物ソフビが漫画家のエビ沢キヨミさんにより描かれていた。さらにちなみに、そふび修行中だというエビ沢さん、前回のゲストから、今回はアシスタントへ! 昇格なのか降格なのかとボヤいておりましたが……。
今回のゲスト1人目、現在は円谷プロダクション造形部門LSSに所属する造形師・品田冬樹さん。どのように造形師になったのか、ご自身の体験の中からの苦労話などを語ってくれた。品田さんにとってソフビは「裏切らない仲間、安心感をあたえてくれる」ものだという。品田さんのお話は、造形師を目指す方にとってはとても役立つお話で、とてもわかりやすく聞けたのではないだろうか。
途中、イベントでロスに行っていた、レギュラーゲスト(?)のM1号西村祐次さんとテレビ電話を繋いでロスのイベントレポートもあり、第1部は終了!
休憩中に会場を見渡すと、すっかりこのイベントのアイコンとなった、エビ沢さんの手によるそふ原ヘルメットが、被って写真が撮れるフォトスポットに! さらに受注販売もしているようです。価格は4000円+税。興味のある方は「そふび原理主義」グッズ取り扱いショップ・HINOMARU-YA(http://hinomaruya.cart.fc2.com/)まで!
ゲスト2人目は、PUNK DRUNKERSの親方さん。ZOLLMENというメーカーがきっかけでソフビにハマったという親方さん、初めて「アイツ」を立体化した時は「後ろこうなってんだ!」と感動したそう。「どこか引っかかりがあるデザイン、違和感を感じるようなデザイン、やりすぎず、やらなすぎず、二度見してしまうようなデザイン」を目指しているという。ソフビは作るには制限があるが、デザインに制限はない。「買うもよし! 作るもよし! ソフビは自由!」をモットーに、これからも様々なコラボを企画していくそう。
今回も、ソフビ者は気の抜けない話ばかりで大満足でした。そして第3回の開催は2020年2月予定! ということで、こちらの続報も決定次第お届けします。
またまた今回も、いしざか氏の頭を悩ませた限定メニューを全種類食べてきたので、一挙に紹介します!
上は「そふ原ベタナポリタン」、右下がPUNK DRUNKERSにちなんだ「あいつのポテトサラダ」、左下が品田さんにちなんだ「ビオランテの触手揚げ」。これだけでお腹いっぱいです。特にビオランテ(タコ)がボリューム満点!
左から、「GMKガフ」「そふ原ベタクリームソーダ」「PDSローボール」。ドリンクも全種制覇! クリームソーダがくせになりそう!
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