• 漫画分業制作システムの継承を目指す「さいとう・たかを賞」第3回最終候補5作品!
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2019.10.16

漫画分業制作システムの継承を目指す「さいとう・たかを賞」第3回最終候補5作品!

「さいとう・たかを賞」第3回最終候補5作品発表! 写真はさいとう・たかを先生。

「シナリオ」「作画」の分業体制で制作された優れたコミック作品を評価するための賞「さいとう・たかを賞」の第3回最終候補作品が一次選考を経て決定した!
『アイとアイザワ』(漫画:うめ[小沢高広・妹尾朝子] 原作:かっぴー)、『前科者』(原作:香川まさひと 作画:月島冬二)、『マイホームヒーロー』(原作:山川直輝 漫画:朝基まさし)『約束のネバーランド』(原作:白井カイウ 作画:出水ぽすか)、『レイリ』(原作:岩明均 漫画:室井大資)の5作品だ。

「さいとう・たかを賞」は、2017年に『ゴルゴ13』連載開始50周年を記念して一般財団法人さいとう・たかを劇画文化財団が創設した、シナリオ(脚本)と作画の分業によって制作された優れたコミック作品を顕彰するための賞で、さいとう・たかを自身が長年、大人の読者に向けた本格ストーリーコミック作品を制作するうえで採用してきた分業によるコミック制作システムに再び光を当てることを目的としている。

ちなみに2017年度の第1回は『アブラカダブラ〜猟奇犯罪特捜室〜』(原作:リチャード・ウー 作画:芳崎せいむ)が受賞し、2018年度の第2回は『イサック』(原作:真刈信二 漫画:DOUBLE-S)が受賞しており、受賞作品のシナリオライター・作画家・プロデューサーとしての担当編集者(または編集部)の三者それぞれには正賞としてさいとう・たかをデザインによる「ゴルゴ13像」を、シナリオライター・作画家のそれぞれには副賞として賞金各50万円が贈呈される。

最終選考委員は第2回に続き、さいとう・たかを、やまさき十三、池上遼一、佐藤優、長崎尚志の計5名が務め、結果は最終選考会を経て、2019年12月10日(火)、さいとう・たかを賞ウェブサイトおよび「ビッグコミック」誌面にて発表される。


▲さいとう・たかを


▲トロフィー(ゴルゴ13像)

文/村北恵子

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