堀江由衣さんが一生分集めてしまったものとは? ――改めてこの作品に携わってみて、魅力的な部分はどこだと思いますか。石川 アニメになったことで、ゲームの中だけでは分からなかったことがより明確になっているので、ファンの方も気がついたことが多いと思います。キャラクター同士の絡みや、戦闘シーンなど、ゲームでは想像するしかなかった場面も詳しく分かるので、それだけでも楽しんでいただけるポイントだと思います。
堀江 やっぱり戦闘シーンの格好よさ。女の子たちのアクション、戦闘機や武器を使ったスピーディーな戦闘シーンも格好いいですし、転じてそれぞれ戦闘を離れるとお祭りや海水浴など自分たちの好きなことや、日常をきちんと楽しんでいるなど、可愛さも格好よさも、どちらも楽しめるところが魅力だと思います。
さっき石川さんがおっしゃったように、ゲームだと戦闘をして強化してキャラクターを育てて行きますが、そのキャラクターたちが何を考えているのか、どのように過ごしているのかなど、そんな魅力に触れることができるのがアニメだと思います。ゲームをやってる人は「この子はこんなところがあるのか」「可愛いから今度使ってみよう」「もっと強くしよう」って。逆にアニメを観ていて「あの子が出てる」って、自分の使っている女の子が出てきたら嬉しいでしょうし、それぞれの魅力がより伝わってくる作品だと思います。まだまだいろいろなキャラクターが出てくるかもしれませんし、画面内に見切れるかもしれませんので、その辺を含めて全部見どころだと思っています。
――原作ゲームには色々なキャラクターを集める楽しみもありますが、子供の頃や、いま集めているものがあれば教えてください。石川 高校生くらいの頃はご当地キューピーを集めていました。それをトイレの壁にマスキングテープでひたすら並べて貼る、みたいなことを一時期やっていましたね。
――どれくらい持ってるんですか。石川 わからない(笑)。今はもう集めていないのですが、当時は結構な数があったんじゃないかな。
堀江 私は子供の頃もそうでしたが、いま一番盛り上がっているのが文房具。子供の頃からノートを買っては何も書かずにとっておくみたいな。ノート自体が好きみたいで、よく買っていました。
手帳も年に1冊あればいいのに3冊くらい買っちゃったりして。可愛いノートを見るとどうしても欲しくなって買ってしまいます。最近は、封筒とかポチ袋とかの袋系がすごく好きなので買ってますね。文具博みたいなものに行ってお買い物をすることにハマっています。
――封筒とかポチ袋とか集めると使いたくなりませんか。堀江 使いみちはたまに領収書とかお釣りを入れたり、友達に頼んでいたグッズのお金を渡すときとか、そういうのに使っています。
石川 ちょっとわかります。可愛いものがいっぱいありますよね。
堀江 そうなんです。女子はわりと好きな人が多いと思う。
石川 確かに。でも「買っても使わないぞ」って思って、私は買わないんですが(笑)。頑張って抑えるんです。
堀江 家に物を溜めない派?
石川 逆にすごく溜めちゃうので抑えてるんです。
堀江 気をつけてるのね。私はガシガシ買ってる……。封筒だけでも一生分が家にある(笑)。
石川 展示会とかできそうですね。結構古いのもあるんですか?
堀江 あるある。でも上には上がいるから。勝てないよ。
石川 コレクターさんには勝てないですよね。すごいですからね。
――コレクションの中で一番のお気に入りは?堀江 一番気に入ってるのは、ビンテージの封筒。例えば70年代チェコや、古いドイツのスーパーの野菜を入れる袋とか、海外のものって柄がポップで可愛いんですよ。意外と1枚400円とか500円とかするんですよ。小さなちょっと汚れた袋が(笑)。でも可愛いから買っちゃう。
石川 高いっていうことは、それだけ価値があるんですよね。
堀江 あるっていうことなのかな? そういう値段がついても買う人がいるからね。
石川 確かに。
――『アズールレーン』のひよこ(まんじゅう)の袋とか発売されたら……堀江 絶対買います!
石川 絶対可愛い!
堀江 あとひよこのひよこまんじゅう作って欲しい。「まんじゅう」のおまんじゅうを作ったらいいなって。
石川 いいですね(笑)。ひとつグッズが決まりましたね。
――それでは最後に放送を楽しみにしているファンへ向けてメッセージをお願いします。石川 ちょうど前半が終わったところで、すでに皆さんには、キャラクターたちが個性豊かで可愛いことや、戦闘シーンの格好よさを感じていただけているのではないかと思います。今後の展開は、いままでとは違う何かが出てくるというか、いままでもちょっと片鱗はあった何か後ろの大きなものが出てきて、物語が大きく展開されていきます。その展開を楽しみにしていてください。そしてまだゲームを遊んでいない方も、このアニメを観てキャラクターの可愛いさなどをわかっていただいていたと思うので、そういう方はぜひゲームも遊んでみてください!そうして『アズールレーン』という作品がもっともっと大きくなっていくことを願っています。これからもよろしくお願いします。
堀江 ここまでも怒涛の展開ですが、ここからまたさらに色々な展開が待ち受けています。それによってエンタープライズとベルファストの関係がどうなるのか、ふたりがどうなっていくのか、他のキャラクターがどうなっていくのか、見どころが満載です。これまで観ていただいた方はぜひ最後まで観ていただきたいです。「見逃した」という方は、いまからでもいいので! とにかく観てキャラクターやお話の魅力に触れていただけたらと思っています。よろしくお願いします。
◼️TVアニメーション『アズールレーン』作品概要・TOKYO MX:毎週(木)23:30~
・サンテレビ:毎週(木)25:30~
・KBS京都:毎週(木)25:30~
・BS11:毎週(木)23:30~
・AT-X:毎週(金)22:00~/リピート放送:毎週(月)14:00~、毎週(木)6:00~
※放送日時は変更となる可能性あり
<イントロダクション>
碧き航路に祝福を――
『アズールレーン』の少女たちは、世界の外より訪れた謎の敵『セイレーン』の大攻勢を退けた。しかし、戦いはいつの世も変わることはない。かつて人類が海の覇権を争ったのと同じように、理念の違いから『アズールレーン』と『レッドアクシズ』は対立。そして時は流れ――
<スタッフ>
原作:Manjuu Co.,Ltd./Yongshi Co.,Ltd.『アズールレーン』
監督 :天衝
シリーズ構成:鋼屋ジン
キャラクターデザイン/総作画監督:野中正幸
コンセプトデザイン:MAGNUM
アニメーション制作:バイブリーアニメーションスタジオ
<キャスト>
エンタープライズ:石川由依、ベルファスト:堀江由衣、赤城:中原麻衣、綾波:大地 葉、ラフィー:長縄まりあ、ジャベリン:山根希美 ほか
・アニメ公式サイト>>