• 「ゲゲゲ忌」上映会トークショーに「鬼太郎ファミリー」大集合! 野沢雅子さんは「100周年まで大丈夫」と宣言!
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2019.11.30

「ゲゲゲ忌」上映会トークショーに「鬼太郎ファミリー」大集合! 野沢雅子さんは「100周年まで大丈夫」と宣言!

【左から】東映アニメーション永富大地プロデューサー、藤井ゆきよさん、庄司宇芽香さん、古川登志夫さん、沢城みゆきさん、野沢雅子さん、田中真弓さん、島田敏さん、鬼太郎、ねこ娘


藤井さんは、同じくこの日上映された第20話「妖花の記憶」を挙げ、「まなは戦争を知らない世代なので、最初はあまりピンとこなかったのが体験することによってその重みを知っていくんです。台本を読んだ時に震えてしまって、これは絶対大切に演じよう、と感じたのを思い出します。それをきっかけに、私自身も父に祖父の世代の戦争体験の話を聞いたりもしました」と振り返った。永富プロデューサーは「戦争がどうだったのかという話ではなくて、どんなことがあったのかということを知ってほしい、考えるきっかけになってほしいと思って作っていました」と制作サイドとしての思いを語った。

特定のエピソードではなく全体の話として「今時の世相を反映した現代的な主題が多かった。攻めの脚本、それが6期の特質だと思います」と語ったのは古川さん。さらに、オーディションについて「審査員はよく知っている方たちばかりで、たぶん当て馬なんだと思いました。それが受かったと知って、本当にやりたかったので嬉しかったですね。(第3期でねずみ男を演じた)富山敬さんの演技が大好きで後を追いかけて、5期でもねずみ男で受けさせて頂いたんですけど落ちてしまったので、6期でやっと夢が叶いました」と感慨を語った。

「録音現場が明るいことが一番」と野沢さん。第1期の頃は「大塚周夫さんが黙っていると私たちがしゃべるわけにもいかないから静かだった」と思い出を語る。
また、第14話「まくら返しと幻の夢」で目玉おやじの姿がイケメンになったことにも触れ、永富プロデューサーからすでにおなじみとなった“テストの時にイケメン目玉おやじの指先が光ると野沢さんが『かーっ……』と言った”エピソードについて「わざとやったのか思わず出ちゃったのかどっちなんですか」と訊かれると、「ちょっとわざとです」と可愛らしく答える野沢さんに歓声がわき起こる。「指鉄砲が一番危ないんですよ、すごく気をつけてやってるんです」

そして、第6期鬼太郎ファミリーでは唯一残念ながらこの日は欠席となった一反木綿役の山口勝平さんからはお手紙が。島田さんが代読した内容は以下のようなものだった。

「僕が所属していた劇団も調布にあったので、毎日鬼太郎たちの銅像を見ながら、布多天神社の脇を通って稽古場に通っていたのが懐かしく思い出されます。子供の頃から親しんできた『ゲゲゲの鬼太郎』にはこれまでもいろんな形で関わらせて頂き、第6期では鬼太郎ファミリーの一員として、大好きな先輩方や素敵なメンバーと作品を作っています。今回の一反木綿は同郷の永富Pのお許しもあって僕のお国言葉、バリバリの博多弁でやらせて頂いています。時々わからない言葉があったらごめんなさい。そこに先代の大先輩方へのリスペクトも加えて、自分なりの一反木綿ができているのではないかなと思っています。目玉おやじのマコさんを筆頭に和気藹々としたスタジオで、僕はいつも島田敏さん、田中真弓さんとわちゃわちゃやっているわけですが、この間の子泣きじじいと砂かけばばあの話は笑いの中にぐっとくる二人の絆も感じられて、なんだか強烈な印象がありました。なかなか予定が合わず参加できていない調布の花火大会や、水木先生の故郷の境港にも行きたいです。これからもよろしくお願いします」

文/小田サトシ

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