• 貴重な資料多数!『なつぞら』でお馴染み、日本初のカラー長編アニメ『白蛇伝』の資料展開催!
  • 貴重な資料多数!『なつぞら』でお馴染み、日本初のカラー長編アニメ『白蛇伝』の資料展開催!
2019.12.09

貴重な資料多数!『なつぞら』でお馴染み、日本初のカラー長編アニメ『白蛇伝』の資料展開催!

日本初のカラー長編アニメーション『白蛇伝』制作資料展より、クレイモデル。

東映太秦映画村(株式会社東映京都スタジオ)にて、2019年12月7日(土)〜2020年8月31日(月)の期間、「日本初のカラー長編アニメーション『白蛇伝』制作資料展」が開催される。

この度、京都の東映太秦映画村では、日本初のカラー長編アニメーション映画『白蛇伝』(1958年10月22日公開/79分)の制作にかかわる資料が多数発見された。
調べたところこの資料は、1981 年春に映画村アニメホールの開館に合わせて催された「アニメのできるまで」として展示されたものだったそうだ。

NHKの朝ドラ『なつぞら』のモデルにもなったことでご存じの方も多いと思うが、『白蛇伝』は東映動画(現・東映アニメーション)による1958 年の作品で、『なつぞら』で描かれたとおり、その後の日本のアニメーションを牽引していく若手アニメーターたちの工夫と挑戦の末に完成した、日本アニメーションの記念碑的作品。

発見された資料は、作画に利用されたクレイモデルや、制作過程の中で更新されていったバージョン違いの画コンテなど、創作の過程が窺える貴重なものばかり。
この資料の一部は、先日開催された「第11回 京都ヒストリカ国際映画祭」(2019年10月26日-11月4日)で展示され、今回は全て公開されることとなった。

脚本・演出を藪下泰司さん、原画を大工原章さんと森康二さん、動画に大塚康生さん、先日亡くなられた中村和子さん、楠部大吉郎さん、奥山玲子さんなど、正に『なつぞら』のモデルになった方々によって制作された。

レジェンドなスタッフ陣が制作した過程を貴重な資料で辿ることが出来る、またとない機会と言えるだろう。


<概要>
【名称】日本初のカラー長編アニメーション『白蛇伝』制作資料展
【内容】上記作品の制作過程が分かる貴重な資料を約 40 年振りに公開。
【期間】2019年12月7日(土)〜2020年8月31日(月)
【場所】東映太秦映画村・映画文化館 2 階/京都府京都市右京区太秦東蜂岡町 10(資料展は無料。ただし映画村入村には入村料が必要です)
【主催】株式会社東映京都スタジオ、東映株式会社、国際日本文化研究センター
東映太秦映画村公式サイト

文/村北恵子

RECOMMENDEDおすすめの記事

RELATED関連する記事

RANKING

人気記事