• ちゃんと墨入れしてあるんだよ! 「HG 忍者戦隊カクレンジャー」発売記念 小川輝晃&土田大 対談!
  • ちゃんと墨入れしてあるんだよ! 「HG 忍者戦隊カクレンジャー」発売記念 小川輝晃&土田大 対談!
2019.12.10

ちゃんと墨入れしてあるんだよ! 「HG 忍者戦隊カクレンジャー」発売記念 小川輝晃&土田大 対談!

(左)小川輝晃さん、(右)土田大さん


──スーパー戦隊は、変身前の役者さんと変身後のスーツアクターさんは一心同体とよくお聞きしますよね。

土田 ええ。でも、それぞれ本当に大変だったと思います。僕もそうでしたけど、それぞれ難題を抱えながら。過酷な現場でしたね。

小川 僕が過酷だったのは、「姫がリーダーだから」ってずっと言われていて……。

土田 未だに言ってるの、それ(笑)!? もう25年経ったんだよ!

小川 あははは(笑)。でも、僕自身はあんまり怒られなかった。ふたり(土田・河合)がそれを担ってくれたんで。

土田 そうだね、僕が怒られるのはわざとだから。みんなにターゲットがいかないように。

小川 それは助かりました。

土田 うん、任せといて(笑)!

小川 変身後って、僕たちはヒマというか、撮影に関わらないじゃないですか。その間、ケインと姫(鶴姫 / ニンジャホワイト役広瀬仁美)はロケバスで休憩なんですよ。まぁ、暑いですし。でも、レッド、ブルー、イエローの3人はスタッフに「撮影、ちゃんと見てろよ」ってずっと言われていて。

土田 (笑)

小川 姫は当時中学生だから「まあ、いいじゃん」で。ケインは当時、まだ海外から来日したばかりの外国人枠で。

土田 “外国人”って言い方(笑)。

小川 でも、レッド、ブルー、イエローが同じように「ちょっとロケバスいこうよ」とか言おうものなら怒られる(笑)。「お前らよりも先輩が、お前らのために怪我しながら頑張ってくれてんだよ!」みたいな。

土田 そういう意味では、黄色と青は一番の下っ端でしたね。ドロドロの方が偉かったです(笑)。

小川 まあ、ドロドロの人たちは結構ベテランなので。

土田 第27話「無敵将軍の最期」で、“へのかっぱ”になった時も、ドロドロ以下の最下級の妖怪ってことでしたから。現実と作品がシンクロした(笑)。

小川 最初はカクレンジャーよりもむしろドロドロの方が人気あったよね。あのエンディングダンスがかわいかったし、すごかった。

土田 (撮影は)幕張メッセだっけ?

小川 うん。思い出すねぇ。何も知らないままね、あそこに連れていかれて。

土田 そうそう、あそこで「あのビルが妖怪だと思え」って言われて。ビルに向かってみんなで「いくぞー!」って(笑)。

小川 たくさんの見学者がいた中でもね、「妖怪め!」みたいな。やってたね。

土田 あとはネコマルですね、あれ、ボロボロのシボレーで。

小川 今までのスーパー戦隊は基地があったんですけど、カクレンジャーはロードムービー的なものしたいと、(本拠地が)ワンボックスカーみたいな妖怪バス「ネコマル」になったんです。でも、今までは基地があったから雨の時は必ずそこで撮影する、要するに普段は外でロケ、雨天は基地の収録が定番だったみたいで。それもあって、カクレンジャーは「雨でも外でやるぞ」みたいな空気でしたね。

土田 あれ、エアコンついてなかったんですよ。

──きっと夏場は大変ですよね。

土田 そうなんですよ、その夏場に「首都高を走ってるシーンが欲しい」と言われて。湾岸線が一番混んでる時間にですよ? ずーっと渋滞! そういう時は大抵セイカイとふたり。

小川 今、思い出したのは、石神井公園のキャンプ? ネコマルでクレープ屋をやりながらそこでキャンプをしていて。夜に妖怪が出てくるエピソード。

土田 みんなで寝た!

小川 すごい蚊にくわれたこと思い出した(笑)。

土田 そこ? 

小川 あと、ネコマルは椅子がね、すごいチャチかったんだよね。しかも、二席しかなくて。さらに助手席は折りたたみ式のような椅子でしたからね。

土田 そうそうそうそう! 5人ぎゅうぎゅうになってたもんね。しかも、左ハンドルだから運転しづらい!


文/アニメージュプラス編集部

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