• 『白蛇伝』から『長靴をはいた猫』まで東映動画時代の劇場用アニメの特集上映を開催!
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2019.12.16

『白蛇伝』から『長靴をはいた猫』まで東映動画時代の劇場用アニメの特集上映を開催!

特集上映「東映動画まつり2020 長編漫画映画のすばらしき世界」を開催! (C)東映

東映動画(現・東映アニメーション)が製作した劇場用アニメーションの名作・傑作が、2020年1/25(土)〜2/14(金)の期間、「東映動画まつり2020 長編漫画映画のすばらしき世界」と題して、東京にある小さな映画館「ユジク阿佐ヶ谷」(48席/補助席込み)にて特集上映される。

上映作品は計6本で、連続テレビ小説『なつぞら』でもモデルになった錚々たるスタッフたちが手掛けており、東映動画長編漫画映画第一作で日本初のカラーアニメ『白蛇伝(デジタル修復版)』(1958年)をはじめ、長編漫画映画第二作目の『少年猿飛佐助(デジタルリマスター版)』(1959年)では二作目と思えないほどさらに滑らかで楽しい動きが堪能できる。

原案・構成手塚治虫の『わんわん忠臣蔵(デジタルリマスター版)』(1963年)では、原画を森康二、楠部大吉郎、奥山玲子、彦根範夫(カールおじさんのイラストなどでおなじみ)、小田部羊一らが担当し、主人公の犬のロックが母親の仇をとるために宿敵キラーと戦うまでを可愛さとユーモア溢れる展開で描いている。

今回、デジタルリマスター版としては世界初上映となる『わんぱく王子の大蛇退治(デジタルリマスター版)』(1963年)では、新東宝出身の芹川有吾が初監督を務め、大塚康生と月岡貞夫が半年掛けて作画し、300カット・動画1万枚超えで描かれたスサノオと八岐大蛇の空中戦を大迫力で演出! スクリーンで観られるまたとない機会といえるだろう。

そして、今年東京都国立近代美術館で開催され大好評を博した『高畑勲展—日本アニメーションに遺したもの』(岡山県立美術館にて2020年4月10日より巡回)でも展示され、高畑勲初監督作品であり、宮崎駿が初めて本格的にアニメ制作に携わった『太陽の王子 ホルスの大冒険』(1968年)と、作画監督を森康二、原画を大塚康生、奥山玲子、菊池貞夫、小田部羊一、大田朱美(宮崎駿監督の奥さん)、宮崎駿、大工原章という布陣で作られ、「東映まんがまつり」でも上映され、子ども達に大人気となった『長靴をはいた猫(デジタルリマスター版)』(1969年)も上映される。

ユジク阿佐ヶ谷では、今年7月に上映した『白蛇伝』と『太陽の王子 ホルスの大冒険』が大好評だったことから、今回この2作品を含む計6作品が上映されることとなった。
さらに、2020年1月26日(日)には「小田部羊一さんトークショー」を開催! 詳しくはユジク阿佐ヶ谷HPまで。

ちなみに、『少年猿飛佐助』『わんわん忠臣蔵』『長靴をはいた猫』のデジタルリマスター版は、今年11月に開催された「京都ヒストリカ映画祭」で初上映されて以来の上映となる。

文/村北恵子