• 『旗揚!けものみち』キャラソン収録を終えたカーミラ役・櫻庭有紗にインタビュー!
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2019.12.16

『旗揚!けものみち』キャラソン収録を終えたカーミラ役・櫻庭有紗にインタビュー!

カーミラ役・櫻庭有紗さん

AT-X、TOKYO MX他にて現在好評放送中のTVアニメ『旗揚!けものみち』より、OP&EDテーマのTVサイズやキャラクターソング、ドラマを収録したアルバムが12月18日(水)に発売される。この度、キャラクターソング収録後の櫻庭有紗のインタビューが公開された。

アニメ『旗揚げ!けものみち』は突如異世界に迷い込んだプロレスラー・ケモナーマスクが、動物たちを愛する心をもって数々の困難に立ち向かう、異世界ファンタジー。2019年10月より好評放送中だ。

シグレ役・関根明良さんのレコーディングレポート、花子役・八木侑紀さんのインタビューに続き、第3弾はカーミラ役・櫻庭有紗さんのインタビューを紹介する。

【インタビュー第3弾 櫻庭有紗さん(カーミラ役)】
――演じているカーミラは、どんなキャラクターですか?

ひと言で言うとポンコツなんですけど、彼女自身は頑張っているつもりなんです。
花子のために全力で尽くして…。でもそれ以外は酒癖が悪かったり、一見強そうなのに弱かったり、いろいろな意味でどんどん期待を裏切っていくキャラクターです(笑)。ただその分愛しがいのある子だなぁと思って演じていました。超美人なお姉さんなのに、何かすると全部ダメなところとか。源蔵と絡むときには、けものではない容姿ゆえに、源蔵に対してのヒール役になってしまって一方的にやられまくったり、ちょっと不憫なんですけど…でもこの作品には、欠かせない存在だなと私は思っています(笑)。ちょっと不憫ですけど。

――見た目はかなり強そうなのに…。

爪も伸びたり、戦闘に向いた装備は持ってるんですけどね。うまく扱えてないんですかね?

――源蔵の相手にはなってないですよね。ちなみに自分に似てるなぁというところはありますか?

尽くすところは似てると思います…。

――酒癖ではなかったですね。

酒癖ではないです! 私も飲みますけど、あんなふうにはなりません! ちゃんとおうちに帰ります(笑)。でも尽くしちゃうところは似てますね。私も友達や後輩に「この子かわいい!」ってなると何でも面倒を見ちゃうんです。困ってたら助けるよ、みたいな。この人のためなら何でもしちゃうってところは似てますね(笑)。

――アニメ本編のアフレコはどうでしたか?

ホントずっと楽しかったです。ギャグアニメなので笑いどころは台本にも最初から仕込まれているんですけど、源蔵とカーミラって、誰かが本線でしゃべってる裏でやり合ってることが多いんですよ。そういうときは基本アドリブなので、小西克幸さんとの戦いになるんです。もちろん大先輩なので沢山引っ張って頂きました…! でも、たまにすごく無茶振りをされるんですよ(笑)。それこそ今回のCDに収録されてるドラマ『狂竜病は怖いよ!』では、「九九を言いながら逃げるんじゃねー!」ってアドリブをふられていまして(笑)。九九を言いながら逃げるって何?! みたいな。そういう瞬発力が必要なセリフをぶっこんでくださったりするので、とても鍛えられました…!(笑)。
あとはアニメ本編だと、テストと本番で違うことを言うんですよ! 例えば原作にもあるんですけど、カーミラがセクシーポーズをしたときに、源蔵さんが15点って言うんです。でもそれを本番で小西さんが2点に下げてきたんですね。その後に私は思わず、「下がってんじゃねーか!!」って言っちゃって(笑)。これって原作を読んでたり、アフレコのテストテイクを見てないとわからないネタだと思うんですけど、どうしよう、視聴者の方に伝わるかな…そもそも使われてるかな…と思ってオンエアを見たらそのまま使われてて、『けものみち』っていいな! って思いました(笑)。自由にやらせていただけて、面白かったら何でもあり! みたいな感じで。

――最後に小西さんからは、よく俺についてきたな的な、ねぎらいのコメントは言われなかったんですか?

いえいえとんでもないです、まだまだ全然ですから。小西さんには本当に助けていただいてばかりで…。アフレコ時は小西さんのお隣に座らせて頂いているのですが、1ページ半くらい源蔵にやられているアドリブをひとりでやらなければいけないとき、ここはこうしたらいいよってアドバイスをくださって、そのおかげで長いひとり旅を乗り切ることが出来ました。

――今日のレコーディングでも、やられる風に歌ったところがありましたけど、それにも活きました?

いえ、実は私の中でやられの使い分けがあって、花子にやられているときと源蔵にやられてるときって違うんですよ。今回の曲では花子にやられてるので…。

――どう違うんですか?

源蔵さんの場合、プロレス技なので絞め技が多いんです。こっちが苦しいと言うまでギュギュギュっとやられるんですけど、花子の場合は打撃なので、一撃でズンと行ったら、そのままガクって崩れ落ちるんです。そこがちょっと違います(笑)。

――お嬢様…と言いながら息絶えるところも良かったですね。

あれは本編で一度やられて「お嬢…様…」ってなるシーンがあって、それが気に入っていたのでキャラソンにも織り込んでいきました。

――今回の『ネバギバForever!』は、ガヤ録りがすごく楽しい曲でしたね。

音源をいただいたときに、カーミラってポンコツというのがベースにあるので、歌うとどうなるんだろうって思ってたんです。歌もへたくそ! みたいなポンコツの方向性だったら、キャラソンは…どうしたら…と。でも歌詞カードを見るとアドリブの箇所があって、ちゃんとやられてる…ダメさが出てる! と思って、カーミラのキャラソンとして完成させられるかも! と思いました。

――ちなみに他のふたりは、ガヤ録りはなかったですけどね…。

なにーー!!! でもオイシイですね(笑)。ふたりの音源はまだ聴いてないですけど、きっとかわいいんでしょ! 知ってます!早く聴きたい!!

――でも、歌自体は難しかったですね。

最初にいただいた仮歌からキーを3つ下げたんです。そのままのキーで歌うとカーミラではなくなってしまって。本編で演じているときもベースは割と低いところで作っていて、カッコいいと見せかけたポンコツというところがあるんです。だから歌でもカッコいいところをチラッとでも見せられたらなと思ったんです。この曲ならAメロの一番最初の2行まではカッコいいじゃないですか。でもすぐにやられるんですけど。そこでギャップを持たせたいなと思って、低いところにしてもらいました。

――本当に最初の2行だけでしたね…(笑)。

あははは(笑)。とはいえサビでは高いまま歌うところが連続していたし、ロングトーンもあったりして不安だったんですけど、歌いごたえがある曲でした…。

――先程少し話しましたけど、《アレ? 何か忘れてる》のところは、花子に殴られた後ふうに歌ったんですよね。

そうなんです! とても素敵なディレクションを頂いて。そのブロックの頭、2番のAメロの入りとかは、隣にお嬢様がいてニヤニヤしながら歌うことを心がけてやったので、お芝居してる風で面白かったです(笑)。その後案の定お嬢様に殴られて、あ、いつものやつだ…っていう感じでした(笑)。

――だから基本2行だけなんですよね、カッコいいのは。

そうですそうです。そこからすぐにオチに向かって突っ走っていくので、彼女の企みが成功することはありません。

――でもすぐに立ち直るのがカーミラの良さで、歌詞にも《怒られても めげない気持ち 大事にしたい》とあるんですよ。

あははは(笑)、本当にそうなんです。そこがカーミラのいいところでもあるんですけど、悪い言い方をすると学習しないんですよね(笑)。そこもポンコツの愛すべきところです。

――櫻庭さんは立ち直りは早いほうですか?

すごく強がりなので、凹んでても周りには見せないタイプです。家に帰ってお風呂で反省します。

――だから意外と共感するところが多い歌なんですよね。

そもそもカーミラは、オーディションを受けたときから「わかるな~」って感じだったんです。ヴァンパイアという設定ではあるけど人間臭いし、ダメだけど前向きだし、ダメって悪いことではないんだなと思いました。カーミラと似てるなぁと思いつつ、元気ももらえるんですよ。だからこの曲からも勇気をもらってほしい。『ネバギバForever!』ですから! 永遠に諦めない。

――カーミラの魅力が詰まった1曲になりましたね。あとレコーディングを見ていて、結構ガヤとかは櫻庭さんの意見が反映されながら作り上げられていきましたね。

生意気にも、沢山のお願いごとを聞いて頂きました…。本当にすみません!(ミキシングルームを見ながら)。でも、キャラソンってキャラクターの一部だと思うし、キャラソンを手に取る方って、本当に作品を好きでいてくださる方だと思うので、そういう方が聴いてもカーミラのキャラソンはこれだよね! と思ってもらえるところを狙いたくて。歌の技量はプロのボーカリストには敵わなくても、それ以外で、1クール演じてきた私なりのカーミラの解釈を活かせたらなと思って、ここはこうしたらどうなるかな? と思ったところは勇気を出して言ってみたんですけど、温かく受け入れていただけてとてもありがたかったですし、嬉しかったです。

――では。CDドラマ『狂竜病は怖いよ!』のおすすめポイントは?

個人的なところになるんですけど、カーミラってアニメ本編だとけものではないという一点で減蔵にひどい扱いを受けてるんです。でも実は……っていう展開があります。源蔵が初めてカーミラにわきわきするシーンがあって、それが私的に嬉しいやら複雑やらではあるんですけど(笑)、いつもはないカーミラと減蔵の描写があるのでお楽しみにしてほしいです。

――では最後に、ファンへメッセージをお願いします。

アニメ本編同様、『旗揚!けものみち』のゆるいギャグ満載な感じがたっぷり詰まった1枚になってると思うので、本編の拡張版みたいな感じで、この作品が好きな方は絶対に楽しめると思います。CDドラマだと絵に合わせるための決められた尺がない分、いつもより更に自由に演じられましたし、歌のほうもありったけのカーミラへの愛をこめて歌ったので、ぜひ聴き込んで、覚えてくれたら嬉しいなと思います。どうぞよろしくお願いします!

(C)2019 暁なつめ/まったくモー助/夢唄/KADOKAWA/けものみち製作委員会



【CD発売情報】
アルバムビジュアル

12月18日(水)発売
TVアニメ『旗揚!けものみち』キャラソン&ドラマアルバム“狂竜病は怖いよ!”
価格:2500円+税

<CD収録内容>
01.『旗揚!けものみち』オープニング・テーマ
「闘魂!ケモナーマスク(TVサイズ)」 歌:NoB with ケモナーマスク
02.ドキワクEveryday! 歌:シグレ(CV:関根明良)
03.モグモグTasty! 歌:花子(CV:八木侑紀)
04.ネバギバForever! 歌:カーミラ(CV:櫻庭有紗)
05.『旗揚!けものみち』エンディング・テーマ
「アネクドット(TVサイズ)」 歌:ももすももす
06.ドキワクEveryday! オリジナル・カラオケ
07.モグモグTasty! オリジナル・カラオケ
08.ネバギバForever! オリジナル・カラオケ
09.『旗揚!けものみち』CDドラマ「狂竜病は怖いよ!」
出演:柴田源蔵ーケモナーマスク(CV:小西克幸)、シグレ(CV:関根明良)、
花子(CV:八木侑紀)、カーミラ(CV:櫻庭有紗)、ひろゆき(CV:末柄里恵)

<購入者特典情報>
※特典は先着順となり、無くなり次第終了となりますので予めご了承ください。
※一部お取扱いの無い店舗もございます。

・アニメイト:L判ブロマイド
・ゲーマーズ:L判ブロマイド
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※特典絵柄も日本コロムビアのHPにて公開中!

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アニメージュプラス編集部

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