• 豪先生も出演!マジンガーZ格納庫を作る『前田建設ファンタジー営業部』舞台挨拶レポ!
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2020.01.09

豪先生も出演!マジンガーZ格納庫を作る『前田建設ファンタジー営業部』舞台挨拶レポ!

右が永井豪先生、左が企画・プロデューサーの佐治幸宏さん。 (C)前田建設/Team F (C)ダイナミック企画・東映アニメーション

「『マジンガーZ』の地下格納庫を実際に作ったらどうなるか」、実在する企業・前田建設工業株式会社がWEB企画として取り組んだ実話を基にした映画『前田建設ファンタジー営業部』が1月31日(金)より公開される。公開に先駆け、1月8日(水)日本消防会館ニッショーホールで特別試写会が行われ、上映前に『マジンガーZ』の原作者であり本作にカメオ出演する永井豪先生と、本作の企画・プロデューサーである佐治幸宏さんによる舞台挨拶が行われた。

『前田建設ファンタジー営業部』は、前田建設が本気で「マジンガーZの地下格納庫を作る」という企画を2003年2月にWEBで連載したことから始まり、その後、幻冬舎から書籍化され、2013年劇団「ヨーロッパ企画」で舞台化もされ、この度、映画化されることになった、前田建設を舞台とした物語。
主演に人気の高杉真宙を迎え、『夜は短し歩けよ乙女』などでお馴染みヨーロッパ企画の上田誠が脚本を手掛け、『あさひなぐ』の英勉が監督を担当する。

「うちの技術で、マジンガーZの格納庫を作っちゃおう!」上司のアサガワにムチャ振りされた広報グループのドイたち。ミッションは、“実際には作らない”が、設計図を出し、工期を立て、見積書を完成させ、実物を作るのと全く同じように取り組むこと。アニメ世界のあいまいで辻褄の合わない設定に翻弄されながらも、彼らは技術の底力を駆使してこの無謀なプロジェクトに立ち向かっていく!


そこで、特別試写会上映を楽しみにしているお客さん達の前に、永井豪先生と、本作の企画・プロデューサーである佐治幸宏さんが登壇し、見所や『マジンガーZ』放送当時の思い出を振り返ってもらった。

まず最初の挨拶で、豪先生が「今日は本当に面白い映画が出来たなぁと思って。ファンのつもりで観させていただいたので、いかに楽しい映画かというのを皆さんにも一緒の感想を持って頂けたらうれしいかと思います」と話すと、実はこの日まで感想を知らなかった佐治さんは「いまの一言を先ほど裏で聞けて、大変ありがたくうれしかったです」と喜んだ。

今回の企画のきっかけは、今から6年半前、本作の脚本を手掛けているヨーロッパ企画の上田誠さんから佐治さん宛てに『前田建設ファンタジー営業部』の舞台の案内をもらったこととか。
「“マジンガーZの地下格納庫を作る”というのを、ヨーロッパ企画の一ファンとしてもとても面白く観させてもらって、その場ですぐ企画した方にこれを映像化したいと話しました」。
さらにその舞台の企画をたまたま佐治さんが以前在籍していた会社の同僚の方が担当していてすぐに前田建設の岩坂照之さんを紹介したもらい、一緒に永井豪先生のダイナミック企画や東映アニメーションを回り、6年の時を経って映画化となったそうだ。
「皆さんが面白がってくれて熱量が伝播していった。まさに劇中に出てくる小木(博明)さんのような感じ。面白がっていって下さる方々のおかげで拡がっていきました」と本作に関わった人たちの情熱を語った。

また初めてこの話を聞いたときのことを訊かれた豪先生は、「へぇ〜と(笑)。ちゃんとした建設会社の方がそんなこと考えるんだと思って、奇特な人がいるなぁ〜と(笑)。どうぞ、お好きにと。作品が材料になるんならそれで楽しんで下さいみたいなところで。でも小説を読んで初めて全貌がわかって、すごい面白いと思いました」とコメントしつつ、さらに「架空のモノを真剣に作ろうと考えるところから、最初はなぜこんなことやるのかなって思ってたんですけど、それによって建設業界がどんなアプローチの仕方をしてるかとかね、どういう実力があるかとか、そういうのが見えてくるんですよね。その辺が面白いなと思いました」と原作の魅力を語った。

映像化までの道のりを尋ねられた佐治さん、難しいところは多々あったそうだが、前田建設さんがいろいろと協力してくれて、工事中のトンネルを貸してくれたり、ダムなど基本的に劇中出てくる所は全部快く、時には先回りして貸してくれたり、新たな提案もしてくれたそうだ。
▲町田啓太

文/村北恵子