• 豪先生も出演!マジンガーZ格納庫を作る『前田建設ファンタジー営業部』舞台挨拶レポ!
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2020.01.09

豪先生も出演!マジンガーZ格納庫を作る『前田建設ファンタジー営業部』舞台挨拶レポ!

右が永井豪先生、左が企画・プロデューサーの佐治幸宏さん。 (C)前田建設/Team F (C)ダイナミック企画・東映アニメーション



そして豪先生に、『マジンガーZ』の漫画を連載時や、1972年のテレビアニメ放送当時のことを伺うと、「自分は新しいロボットものを作りたくて作りたくてたまらなかったんですけど、先人である手塚(治虫)先生の『鉄腕アトム』であるとか横山光輝先生の『鉄人28号』とか、真似になると先生方に申し訳ないという気持ちが強くて、自分もファンだったので。それとは違うロボットのアイデア思いついたときに描こうと思っていたんです。幸いなことに、ふと思いつくことが出来ましたので(笑)」と会場を沸かせつつ、「でも当初はマネージャーに絵を見せても『いまの出版社はこの辺のロボットものは受け取らなくなってるから多分どこもやらないですよ』って言われて。でもどうしても描きたいっていうことを言いましたら、じゃあアニメから始めましょうかということで。その時うちで『デビルマン』を制作してくれていた東映動画さん、いまの東映アニメーションですけども、企画部長さんの方にお見せすることにしたんです。それがあっと言う間にテレビアニメ化の話になっていきました」と。
ただし当時のすごい反響や視聴率を実感できたのが、長島温泉の遊園地でのサイン会のときだったそうで、「もの凄い行列が出来ててもみくちゃにされて、机はひっくり返るわなんやでもう避難する羽目になったんです。もの凄い数の子ども達の熱気がその時伝わりまして、司会者は申し訳ありませんって言ってるんですけど、とにかくその時にほんっとに子ども達が喜んでたなっていうのが、すごくわかりました」と当時を振り返って語ってくれた。

ここで、実は豪先生も出演することが発表され、出演シーンに関して佐治さんが「えっ、こんなところでっていう所なんですけど」と話し、豪先生に出演したときの感想を伺うと、「いやもう、すごく自然な演技が出来て良かったなって(笑)」と言って、会場から本日一の笑いを取っていた。
さらに佐治さんからも「自然な演技の意味を観ていただいて、噛みしめて下さい(笑)」とのコメントも!
司会者が、実は主演の高杉さんはこれまでの撮影で豪先生との共演が一番緊張したと明かすと、豪先生したり顔で「それで時間掛かったんだなって、僕は緊張してなかったんで早かったんですけども」と意味深な発言をしてニッコリ。ぜひ映画を見て確認してみて下さい。

最後に佐治さんから見所と、豪先生からは本作の面白いところが述べられた。

佐治さん「エネルギーがもの凄い詰まっている作品だと思います。空想世界をリアルに作るって、大の大人達が情熱と熱情を持ってここまでやるという。最近中々、働き方改革とかいろんな事がありますが、ぜひそういうエネルギーを持ち帰っていただいて、今後の自分の仕事とか生活とかの何か一つヒントというか、楽しさを見いだすきっかけにでもなっていただければ、この映画の作った意義があるかなと思ってます。ぜひ楽しんで下さい」

豪先生「本当に大笑いして感動して、ホントに面白い映画なんですね。空想で考えた格納庫が実際に出来ましたので、もしかしたらマジンガーZも出来るかも知れないなって(笑)、そういうことを思いながら楽しく観させていただきました。夢が現実化するって本当にいいなと、そういう映画です。皆さんもぜひ楽しんでいただけたらと思います」

真剣にもの作りに取り組むことへの情熱と、ときに可笑しさと笑いと感動が伝わって来る本作、ぜひ劇場で堪能してみてほしい。



<作品概要>
『前田建設ファンタジー営業部』
2020年1月31日(金) 新宿バルト9、イオンシネマほか全国公開

出演:高杉真宙 上地雄輔 岸井ゆきの 本多力 / 町田啓太 六角精児 / 小木博明(おぎやはぎ)
監督:英勉/脚本:上田誠(ヨーロッパ企画)/原作:前田建設工業株式会社 『前田建設ファンタジー営業部1 「マジンガーZ」地下格納庫編』(幻冬舎文庫) 永井豪『マジンガーZ』
主題歌:氣志團「今日から俺たちは?」(影別苦須 虎津苦須)/配給:バンダイナムコアーツ 東京テアトル 

(C)前田建設/Team F
(C)ダイナミック企画・東映アニメーション

文/村北恵子

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