• 高校生のゲイツ…仮面ライダージオウ『ゲイツ、マジェスティ』主演・押田岳が語る
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2020.01.23

高校生のゲイツ…仮面ライダージオウ『ゲイツ、マジェスティ』主演・押田岳が語る

(C)2020 石森プロ・ADK EM・バンダイ・東映ビデオ・東映  (C)石森プロ・テレビ朝日・ADK EM・東映

お正月ぼんやりとテレビを観ていたら、なぜかゲイツが高層ビルの間を飛んでいたり、ジンベイザメと泳いでいたり。俳優・押田岳としてフィリピンのセブ島へ1人旅をしている番組(『TRAVEL AGAIN 〜私がもう一度行きたくなった旅〜』テレビ東京、1月2日深夜0時40分放送)だった。『仮面ライダージオウ』で明光院ゲイツ/仮面ライダーゲイツを1年間に渡って演じた彼が、異国で旅を楽しんでいる姿、たった1人だけで番組が成立している様子を見ていて頼もしくもあり、寂しくもあり……。番組内で変身ポーズをしてくれていたときには「よし! 合格!!」なんて思ったり。
テレビシリーズが終わり、違う舞台で活躍している押田岳を見て、もう『ジオウ』は卒業してしまったんだなと思ったら大間違い! 仮面ライダーゲイツの活躍はまだまだ続いているのだった。『仮面ライダージオウ』のスピンオフ作品、Vシネクスト『仮面ライダージオウ NEXT TIME ゲイツ、マジェスティ』がいよいよ2月28日に劇場先行公開、そして4月22日にBiu-ray&DVDが発売されるのだ。主演となった押田岳、主役となった明光院ゲイツ─────頼もしさ満点の、本物の変身を再び見ることができる。
今回は『NEXT TIME ゲイツ、マジェスティ』完成試写直後、押田岳にインタビューした様子をちょっとだけお伝え。

ーーVシネクスト『仮面ライダージオウ NEXT TIME ゲイツ、マジェスティ』、すごく面白かったです。ご自身はご覧になっていかがでしたか?

押田 あまりいい言い方ではありませんが、とりあえず形になっていてよかったなと思いました。高校生から始まって記憶を取り戻していく演じ分けに悩んだんですが、(テレビシリーズの)ゲイツはあまり表情が動かないキャラクターだったので、高校生のシーンでは大げさにいつもより大きくやってみました。とにかく普通の高校生であることに重きを置いてというか。目の前で起こっていることにリアクションできる芝居ができていてよかったです。

ーー諸田敏監督とは打ち合わせや相談などはされましたか?

押田 基本的に「君のやりたいことをやりなさいよ」という監督なんです。電車が走っていてソウゴに怒られるシーン、あそこは今までになく密に相談させて頂きました。

ーーテレビシリーズでのゲイツは感情の起伏が激しくてわかりやすいキャラクターでしたが、本作では感情の機微というか細かい感情の表現がありました。テレビシリーズと本作での違いはありましたか?

押田 ゲイツはひとりで解決しようとする癖があるキャラクターですから、感情を秘めた芝居をしていましたが、今回はどちらかというと外に感情を出すイメージでやっていました。感覚的な問題ですが、声を張ってぶつけるっていう感じではなく。

ーーそれがよく出てたなと。テレビシリーズのわかりやすさとは違って、じっくり見る作品として、細かい表情をしっかり表現していたと思いました。

押田 個人的には、クールキャラは表情が少ないというイメージがあるので、そうした細かい感情表現をすることで、役者として今までとは違うものを出せたら、アピールできたらいいなと思っていました。

ーー今の完成したゲイツは、『ジオウ』を始めた頃に描いていたゲイツ像と同じですか、それとも違っていますか?

押田 大枠の部分では変わってないんですが、演じている間に生瀬(勝久)さんや他のレジェンドライダーの方々、スタッフさん、ファンの皆さんの声を結構聞きながら、変えて行ってもいいんだなと思うようになって、(テレビシリーズの)後半からは足していく作業を多くしたというか、枠の中だけでやらないように意識しました。そういう面ではちょっと印象が違います。でも僕の理想の男性像というのをやろうと思っていたので、大きなイメージはそんなに変わらないですね。

ーー理想の男性像なんですね、ゲイツは。

押田 っていうとまたちょっと最後まで演じきれてないんですが、僕が格好いいと思うような男の姿をやりたいなと。

ーー演じきれてないというのは、自分の理想の男性としての部分を出しきれてないんですか?

押田 そうですね。

ーーどういう風に?

押田 何だろうな……。

この続きは3月23日(月)発売の『ハイパーホビーVOL.15』で!


写真撮影/田中一矢

文/吉川剛史

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