• ヒーローメモリアルに獣神サンダー・ライガーが登場! インタビューをお届け!
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2020.01.24

ヒーローメモリアルに獣神サンダー・ライガーが登場! インタビューをお届け!

(C)Go Nagai/DynamicPlanning

ヒーローメモリアルに新たなシリーズが登場。その名も、「新日本プロレスメモリアル」第1弾を飾るのは、1月4日・5日に行われた『バンドリ!Presents WRESTLE KINGDOM 14 in 東京ドーム』において引退試合を行ったばかりの獣神サンダー・ライガーだ。1989年に獣神ライガーとしてデビューしてから31年、我々を熱狂させてくれた獣神サンダー・ライガーの引退記念メモリアルだ。しかも特別に「獣神ライガー」「バトルライガー」「獣神サンダー・ライガー」の3種類の写真をチョイス。発売も3種同時発売だ。
引退試合まであと数日というスケジュールで行われたサイン入れの現場にお邪魔して、それぞれの写真を振り返りながら、永井豪先生との思い出や、大好きな怪獣についても語っていただいた。


強い人は負けないです

HH それぞれの写真はいつのものかお分かりになりますか?

ライガー 獣神ライガーの写真は、1989年、馳浩選手を破って第9代IWGPジュニアヘビー級を獲ったときの写真じゃないかな。すごく記憶に残っていますよね。いろいろタイトルマッチをやってきた中で、何度か返り咲きっていうのもあったんですが、やっぱり一番最初に獲ったときのことは覚えていますよね。大阪じゃないかな。

HH 場所も覚えているものですか?

ライガー そうですね。僕の母方の実家があるところなので。大阪は特にすごく思い入れのある土地でなんです。夏休みとか、母が帰省するときに一緒についていって。大和川っていう川が近くにあるんですが、そこでよく虫をとったりとかして。写真も残っていますよ。大阪は昔から本当に僕にとって身近なところだったので、そこでベルトを獲れたのはうれしかったですね。

HH バトルライガーの写真はいつでしょう?

ライガー それは1994年の武道館ですかね。橋本(真也)選手とやった、IWGPのヘビー級とジュニアヘビー級。僕がジュニアヘビー級の当時チャンピオンで、チャンピオン同士の試合でした。橋本選手は強かったし。終わってみれば結局、橋本選手の完勝という形でした。とにかく橋本真也は強かったなと言うことですよね。それだけですよね。

HH もう一枚がサンダー・ライガーのお写真ですね。

ライガー これはいつの写真かなぁ。

HH 1999年1月4日、東京ドームでのIWGPジュニア、金本浩二戦です。

ライガー ブラックじゃないんですね。金本とドームで戦った試合だと、ブラックライガーのイメージが僕の中で強いんですよね。

HH 試合数ものすごいですしね。

ライガー 特に今は海外でも試合しているので、年間何試合やってるのかなって思いますね。ただ、ライガーはよく「何とかジュニアのベルトに返り咲いた」って言っていただけるんですが、それだけ負けてるってことですからね。負けて王座陥落して、返り咲いた。本当に強い人っていうのは、返り咲くことはないんです。ずっとチャンピオンだから。たくさん返り咲いたっていうことは、たくさん負けたっていうことだからね。これはいかがなものかなっていうのが自分の中ではあるんですよ。「返り咲くくらいなら最初から負けるなよ」っていうのが僕の中ではあるので。やっぱりそれはあまり誇れる記録じゃないんじゃないかなっていうのが、僕の正直なところですけれどね。強い人は負けないですよ。

HH 獣神ライガーを生み出した永井豪先生とはお会いしたりは。

ライガー 何度かお会いしましたね。食事とかご一緒させていただきました。ライガー引退を発表した後も、何度か話す機会があって。「引退した後はマスクをどうされるんですか?」って聞かれたんですよ。本当に落ち着いた口調で。「僕はこのままライガーマスクを脱ぐつもりはないです。プロレスラーとして引退して試合はすることはないですけど、ライガーとしてやっていきたいです」って言ったんですよ。そうしたら、「ライガーさんがそうならぜひ被っていてください」って。永井先生のほうから、「被っていていいよ」って言っていただいたので、うれしかったです。やっぱりライガーはライガーですよね。今までと違うことは試合があるかないかだけ。それは大きなことですが、後は一緒なんじゃないかと思います。

HH 生涯ライガー。

ライガー そうですね。ライガーですね。今更マスク脱いで、「僕です」ってファンの皆様の前に立っても、ファンの皆様はいい迷惑ですよね。「お前かよ」って。だからライガーはライガーのままでいいんじゃないかな。

HH 先生とお食事された時に印象に残っていることはありますか?

ライガー とにかく食べて食べてっていろいろ食べさせてくれるんです。お腹いっぱいなんですが、「まだ入るでしょ」って。本当に気さくで、「もっと食べろ」って言っていただけるんですよね。先生、お若いんですよ。実年齢をきくとびっくりしますよね。全然見えませんっていう感じです。先生の事務所にお邪魔させていただいたら、完成品のガレージキットがあるんですよね。先生の作品で。あれを見るのが好きでね。すごいですよ、宝の山ですよ。うわーっと。


文/阿部雄一郎

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