東北新社は、イギリスを代表するクレイ・アニメーション『ウォレスとグルミット』がシリーズ30周年を迎えたことを記念して、オーケストラ・コンサート『ウォレスとグルミット IN CONCERT』を2020年4月に東京・大阪・名古屋の3都市にて初開催する。
さらに先月、第1作目よりウォレスの声を演じているコメディアン・萩本欽一によって、コンサートホールが舞台となる新作ストーリー『ミュージカル・マーベルズ』と、1993年公開された『ペンギンに気をつけろ!』も本公演用に新たに吹き替え収録が行われた。
『ウォレスとグルミット』はイギリスのアードマン・アニメーション製作のクレイ・アニメ。発明家のウォレスと忠犬グルミットによる大ヒットコメディーだ。記念すべき第1作目『ウォレスとグルミット/チーズ・ホリデー』が1989年に制作され、名だたる賞を多数受賞。シリーズ誕生から30年が経った今なお世界中に熱狂的なファンを持ち、イギリスを代表するキャラクターとして世界中で愛されている。
本公演では、クラシックの名曲を交えて送る本邦初公開の新作ストーリー『ミュージカル・マーベルズ』と、アカデミー賞を受賞した名作『ペンギンに気をつけろ!』をオーケストラの生演奏で、全編日本語吹き替え版でお届けする。
2006年日本公開の映画『ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!』以来およそ15年ぶりにウォレスと再会した萩本欽一さん。マイクの前で話し出すとすぐにウォレスを思い出されたようで、時折アドリブを入れてスタッフを笑わせたとのこと。長時間にわたる収録にもまったく集中を切らさずウォレスを熱演! 15年の時を経ても変わらない「欽ちゃん」のウォレスの声が再びよみがえる!
萩本欽一さんは『ウォレスとグルミット』について、「ウォレスの表情がとぼけてて何ともいいよ。だってこの作品は苦労が違うもん。一つずつ粘土で形を変えて撮って、それをずーっと続けてきたんだから1枚1枚に非常に価値がある。作っているところを想像して見ると何とも深い味わいがある」とクレイアニメならではの魅力を語った。
子どもだけでなく、大人からもウォレスが好きと言われることも多いそうで、『ウォレスとグルミット IN CONCERT』については、「笑いのありそうなコンサートだね。お母さんと子どもで行くだけじゃなく、孫がおじいちゃんを誘っても楽しめる、お母さんがお父さんを誘っていっても二人で楽しめるっていう気がする。」とコメントした。
世代を超えて、往年のファンから『ウォレスとグルミット』を知らない子どもたちまで誰もが楽しめる『ウォレスとグルミット IN CONCERT』。「欽ちゃん」によって新たに息が吹き込まれた天才発明家、そして本公演では作曲家としても活躍するウォレスに期待だ。