東映動画(現・東映アニメーション)が製作した劇場用アニメーションの名作・傑作が観られる、「東映動画まつり2020 長編漫画映画のすばらしき世界」が東京の小さな映画館「ユジク阿佐ヶ谷」(48席/補助席込み)にて2月14日(金)まで上映中だ。連続テレビ小説『なつぞら』でもお馴染み、東映動画時代の錚々たるスタッフたちが手掛けた、いまなお色褪せることのない計6作品が特別上映されている。
東映動画長編漫画映画第一作で日本初のカラーアニメ『白蛇伝(デジタル修復版)』(1958年)をはじめ、『少年猿飛佐助(デジタルリマスター版)』(1959年)、原案・構成手塚治虫の『わんわん忠臣蔵(デジタルリマスター版)』(1963年)、今回デジタルリマスター版としては世界初上映となる『わんぱく王子の大蛇退治(デジタルリマスター版)』(1963年)、 そして高畑勲初監督で宮崎駿が初めて本格的に制作に携わった『太陽の王子 ホルスの大冒険』(1968年)、後に「東映まんがまつり」でも上映され人気を博した『長靴をはいた猫(デジタルリマスター版)』(1969年)と、全て観たくなる作品ばかり!
ちなみに「ユジク阿佐ヶ谷」の名物コーナー黒板アートを手掛けたのは、連続テレビ小説『なつぞら』にて劇中アニメーションの制作に携わり、キャラクター表や原画などを作成した、現在にアニメーターとして活躍中の伊奈透光(いな・ゆきみつ)さん。
★上映スケジュールは
ユジク阿佐ヶ谷公式サイトまで。
※手塚治虫の「塚」は点が入った旧字が正式表記になります。
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