• コツコツと異世界を救う『昔勇者で今は骨』漫画家・内々けやき先生コメント到着
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2020.03.13

コツコツと異世界を救う『昔勇者で今は骨』漫画家・内々けやき先生コメント到着

『昔勇者で今は骨』

電撃文庫刊『昔勇者で今は骨』のコミカライズ連載が、コミックスの1巻となって3月13日(金)に発売される。本作は魔王との最後の戦いで勝利を収めたもののスケルトンになってしまった勇者が、骨になりながらもコツコツと世界を救うお気楽冒険ファンタジーで、原作小説は現在第4巻まで発売されている。その新刊コミックスの発売を記念して、漫画を担当する内々けやき先生からコメントが届いた。

<イントロダクション>
激闘の末に魔王と相打ちとなり命を落とした勇者アルヴィス。
しかし彼は生きていた……スケルトンとなって!?

魔王討伐と言う勇者としての役目を終え、3年もの間寝て遊んで暮らしていたのだが、かつての仲間であるイザナを探すために再び冒険者として登録することになったアルヴィス改めスケルトンのアル。
見た目が完全にモンスターのため、行く先々でトラブルが発生!?

女行商人の護衛や未踏破ダンジョンのマッピングなど数々の依頼をこなしながら、ただの骨のアルは今日も人助けのために剣を振るう。

<内々けやき先生コメント>
漫画担当の内々けやきです。
文筆業ではございませんで乱筆乱文はご容赦くださいませ。

原作を頂いた当時は連載作品が多数詰まっていたので仕事を引き受けるかどうか迷いつつも、実際に動きましょうって前、金銭発生前にとりあえず2日間で72ページのネームを描いて「面白いんですけど、いま仕事がいっぱいでやるかどうか迷ってます」とネーム提出するぐらい面白い原作です。
そして結局やることになったのです。

主人公たちの生き生きとした掛け合いにバトルに技名にギミックの応酬、電撃初期を思い出させる芯が入りつつのライトなファンタジー、ドタバタの雰囲気、ノリに、そうだよラノベはこうでなくちゃ、『瑠璃丸伝』だ『偽書幕末伝』だ『さらば愛しき大久保町』だと(ファンタジーじゃないぞ)ラノベ卒業したはずのおじさんが膝をビシビシ打ち、この楽しい雰囲気を漫画にするのは絶対に楽しいと思って描いております。
作っている編集さんも、原作の佐伯先生も、見ている読者様も楽しい! と……思います。たぶん。

明るいタッチで進む本作ですが、強敵を前に自分を犠牲にせざるを得なかった一青年の新しい人生とか生き方についてちょいちょい触れており、こういうのも漫画でうまく出せると非常にオイしく、面白くなるかなぁと思っております。
今後そこらへんまで到達できるよう頑張って行きます。

今のファンタジーブームから入る方も、ソノラマ、ファンタジア、電撃とそこらへん通った人にも間違いなく刺さる普遍的な面白さを有している、昔懐かし目に新しい一品です、愉快痛快ドタバタ冒険バトルにコメディときどきホロリ、王道の王道過ぎるファンタジー、ぜひともお楽しみくださいませ。

アニメージュプラス編集部

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