“漫画の神様”手塚治虫が暮らした伝説のアパート「トキワ荘」に集った若き漫画家たちの日常を、市川準監督が史実に基づきフィクションとして創り上げた珠玉の青春映画『トキワ荘の青春』が、25年の時を経てデジタルリマスター版としてよみがえり、2020年5月29日(金)よりテアトル新宿、シネ・リーブル池袋ほかにて全国順次公開されることが決定した。
東京都豊島区にあった、伝説のアパート「トキワ荘」。“漫画の神様”手塚治虫が暮らしたこのアパートに集った若き漫画家たちの日常を、『つぐみ』(1990年)『トニー滝谷』(2005年)の市川準が1995年に、史実に基づきフィクションとして創り上げた映画『トキワ荘の青春』。
トキワ荘の住人たちの兄貴分的存在だった寺田ヒロオ役を演じたのは本木雅弘。寺田を囲む漫画家たちとして、大森嘉之、阿部サダヲ、古田新太、生瀬勝久、鈴木卓爾、さとうこうじ、翁華栄 ら、現在も役者である当時の小劇場、自主映画で活躍していた若手俳優が総出演。今ではみな日本映画界と演劇界を支える存在となっている。
その他、桃井かおり、きたろう、時任三郎、内田春菊、安部聡子らも出演。 演劇界・映画界のホープたちが勢揃いした作品だ。
「まじめだけど、ヘンだった。こっけいだけど、真剣だった。」
夢多き若者たちが切磋琢磨した、あたたかくもほろにがい青春の思い出を、懐かしき昭和の空気感をそのままに描き出した本作。
「この映画は、時間が経てば経つほど光っていく映画ではないだろうか。」
(寺田ヒロオ役 本木雅弘さんのコメント 1996年本作劇場パンフレットより抜粋)
令和となった今、時代を超え、美術セットで再現されたトキワ荘をはじめ、昭和30年代の風景や時代の空気が、主演本木雅弘さんの上記予言どおり“時が経てば経つほど光り“、デジタルリマスター版となり再びよみがえる。
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