• 『PSYCHO-PASS 3』慎導灼役・梶裕貴よりコメント到着!
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2020.03.18

『PSYCHO-PASS 3』慎導灼役・梶裕貴よりコメント到着!

(C)サイコパス製作委員会

2020年3月27日(金)より2週間限定ロードショー、Amazon Prime Videoで日本・海外独占配信が決定している『PSYCHO-PASS サイコパス3 FIRST INSPECTOR』の主人公・慎導灼を演じる梶裕貴より、オフィシャルコメントが到着した。

人間の心理状態を数値化し管理する近未来社会を舞台に、正義を問われる警察機構を描くオリジナルSFアニメーション『PSYCHO-PASS サイコパス』。シリーズ最新作『PSYCHO-PASS サイコパス 3 FIRST INSPECTOR』では監視官である慎導灼と炯・ミハイル・イグナトフを中心に、刑事課一係が追う「狐」による事件、ビフロストの謎、そして灼と炯の戦いが、ついに決着する。

この度、主人公・慎導灼を演じる梶裕貴より、オフィシャルコメントが到着!
『PSYCHO-PASS サイコパス 3』のキャラクターや作品への印象、そしていよいよ公開となる『PSYCHO-PASS サイコパス 3 FIRST INSPECTOR』の見どころなどを語ってくれた。

――いよいよ『PSYCHO-PASS サイコパス 3 FIRST INSPECTOR』にて『PSYCHO-PASS サイコパス 3』の物語が完結します。まずは、2019年10月より放送されたTVアニメ『PSYCHO-PASS サイコパス 3』の感想をお聞かせください。

『PSYCHO-PASS サイコパス』は、シリーズごとに毎回、新しい描き方に挑戦してきた作品だなという印象があります。今回は放送時間が1時間という拡大枠で、その長さだからこそできるドラマがたっぷり描かれていました。通常の倍の尺があり、途方もない労力がかかる中で、アクションシーンも手を抜かず、格闘術に関しても徹底的に研究して作られている。(慎導)灼にはパルクールもありましたしね。〈メンタルトレース〉という新しい表現もあって、本当にいろいろな意味で挑戦していたシリーズでした。同時に、今回はある種、灼と炯(ミハエル・イグナトフ)のバディものとも言える側面もあって、“刑事ドラマ” としての印象も強いかもしれません。

――『PSYCHO-PASS サイコパス』は公安局刑事課に所属するエリートの「監視官」と犯罪者になりうる可能性を持つ潜在犯である「執行官」がチームを組んで犯罪者を追うストーリーです。梶さんが演じられた新任監視官(慎導)灼の印象をお聞かせください。

灼は一貫して「人間の可能性を信じている人」だという印象がありました。「執行官は盾じゃない、人間だ」(第8話)というセリフもありましたし、近未来的な世界観でありながら、灼には人情や根性といった、良い意味での人間臭さを感じるんです。ただ、灼のプロフィールを見ると、なかなかとっつきにくいところがあるんですよね(笑)。序盤の執行官たちの態度にそれが顕著に表れているわけですが…最初は、周囲も灼に心を開かず、警戒していた一面もありました。でも次第に、自身の言動によって信頼を得ていく。エピソードが進むごとに、灼の気持ちが周りへと伝わって。最終的には、刑事課一係がしっかりとチームになっていくところが見られて、僕もとても嬉しかったです。

――バディパートナーの炯についてはどんな人物だと思いましたか。

炯からは、灼とはまた違った形のプロフェッショナルさを感じています。妻の舞ちゃん(舞子・マイヤ・ストロンスカヤ)のことをすごく大事に思っていて…彼女が事件に巻き込まれて、少しブレてしまうところも含めて、人間として本当に魅力的で。第7話で、とあるすれ違いから彼らは衝突してしまいましたが……そう簡単に崩れしまう関係ではないと、僕は信じていました。

――今回の『PSYCHO-PASS サイコパス 3 FIRST INSPECTOR』では謎の組織〈ビフロスト〉のファーストインスペクター梓澤廣一との対決が描かれます。『FIRST INSPECTOR』の物語の印象はいかがでしたか?

梓澤(廣一)はTVシリーズでは、とにかく謎に包まれた人物でしたが、ようやく『FIRST INSPECTOR』で彼のことが明らかになります。灼と梓澤、そしてこの世界を管理しているシビュラシステムという3つの考え方が交差する物語は、とても面白いなと思いましたね。シビュラシステムは、人々の精神状態を数値化することで管理する「完全」と思われている存在。それに対して、人間たちは不安定で予想もつかない行動に出る「不完全」な存在。本作で描かれる、両者の主張や関係性がとても印象的でした。

――TVシリーズで灼は、都知事に就任した小宮カリナと良い関係を築いていきます。彼女と灼の関係の行方もひとつの見どころですね。

灼はカリナという存在自体に興味を持っているんでしょうね。彼女はシビュラシステムとは違う意味で「完璧な人間」に見えるので、そこに興味があったのだと思います。でも、最初に会話したときにどこか違和感があって…やがて、そこから見えてきたものは、やっぱり完璧じゃない部分。そういったところに魅力を感じたんだと思います。そして、騒動後あらためて話した上で、やはりこの人は先頭に立つべき人だと感じたのではないでしょうか。

――いよいよ『FIRST INSPECTOR』が公開を迎えます。この作品をどのように楽しんでほしいとお考えですか。

TVシリーズをご覧になってくださっていた方々は、きっといろいろなことが気になって仕方ない…まさに”おあずけ”状態だったと思います(笑)。第8話の最後に事故に遭ってしまった六合塚(弥生)さんのことも気になりますしね…。そんな、これまで描かれてきた一連の事件の解決編として、満を持して『FIRST INSPECTOR』が公開されます。『PSYCHO-PASS サイコパス 3』らしい、灼らしい物語になると思いますので、是非このひとつの集大成をお楽しみください。

<梶裕貴・プロフィール>
東京都出身、ヴィムス所属。声優として数々の作品に出演。代表作に『進撃の巨人』エレン・イェーガー役、『僕のヒーローアカデミア』轟焦凍役がある。

(C)サイコパス製作委員会

アニメージュプラス編集部

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