• 『牙狼〈GARO〉』15周年記念作、『GARO -VERSUS ROAD-』出演者座談会
  • 『牙狼〈GARO〉』15周年記念作、『GARO -VERSUS ROAD-』出演者座談会
2020.04.01

『牙狼〈GARO〉』15周年記念作、『GARO -VERSUS ROAD-』出演者座談会

(左から)桃月なしこさん、松大航也さん、勇翔さん   (C)2020「VERSUS ROAD」雨宮慶太/東北新社

 2005年に「ハイパーミッドナイトアクションホラードラマ」という、大人向け特撮作品としてスタートした『牙狼〈GARO〉』。その後、テレビ特番、新たなテレビシリーズ、劇場映画、アニメ化とシリーズの枠を広げ続けてきた。その『牙狼〈GARO〉』が今年で15周年を迎える。そして、4月からは、15周年記念作品として、まったく新しい作品世界を舞台にした『GARO -VERSUS ROAD-』がスタート。今回は、『GARO -VERSUS ROAD-』にて主演を務める空遠世那役の松大航也さん、天羽涼介役の勇翔さん、朱伽役の桃月なしこさんの3人に、新作テレビシリーズの見所を語ってもらった。



ーーみなさんは、『牙狼〈GARO〉』という作品にはどのような思い入れがありますか?


勇翔 僕はもう昔から大好きでした。高校生の時に初代の『牙狼〈GARO〉』を観てからずっとハマっているので、この15年間『牙狼〈GARO〉』ファンということになりますね。ですので、お話をいただいた時にはとても喜びました。あと、小学校の時に『牙狼〈GARO〉』の原作者である雨宮(慶太さんの他の作品もたまたま観たりもしていたので、雨宮さんの作る作品が好きだったいうこともあって、今回出演が決まってすごく嬉しかったですね。


松大 僕はもともとシリーズで放送していることは知っていて、その中で観ていた作品もあったので、そうした作品に出演させてもらえるのは光栄だなって思いましたね。何より両親が『牙狼〈GARO〉』を好きで、出演することが決まった時に親に報告したところ、僕が呆気にとられるくらいに喜びまして(笑)。そうした両親の姿を見ることができたのが印象的でしたね。


桃月 私の場合は、親が観ていたというようなことは無いんですが、もちろん長く続いている作品ということは知っていましたので、お話をいただいた時には光栄と思ったと同時に、不安もありましたね。ファンも多い作品でもありますし、「受け入れられてもらえるかな?」と思いました。あと、アクションシーンが多い作品ですよね。それも知っていたので、「私もアクションをやるのかな? できないんだけど、大丈夫かな?」とも思いました。


ーー桃月さんがおっしゃった通り、『牙狼〈GARO〉』と言えば、アクションが激しい作品というイメージが強いですが、作品を知っていたからこそ「アクションシーンもあるぞ」と身構えるところはありましたか?

勇翔 僕は前から出演したいと言っていたんです。それは、シリーズが好きだからというのもあったんですけど、『牙狼〈GARO〉』は他の特撮作品に比べて、実際のキャストが演じるアクションがすごく多いので、「『牙狼〈GARO〉』に出演すれば、アクションを身に着けることができるかもしれない」と。今後の役者人生を歩む上で、絶対に役に立つだろうと思いましたね。

松大 僕はもともとマーベル作品が大好きで、自分が役者をやるにあたって「いずれアクションは絶対にやりたいな」とすごく思っていたんです。いくつかのアクション系の習い事もやっていまして、そんな中でこの仕事をいただけたんです。ずっとやりたいと思っていたこともあり、それがあのアクションシーンの凄さが有名な『牙狼〈GARO〉』だったので、ハードルが一気に上がりましたね。僕としては、習い事をしならが徐々に上手くなって行こうかと思っていたのに、それがいきなりゼロから100に飛んだような感じで(笑)。だから、嬉しいという気持ちも大きかったですし、一方で不安なことも多かったですね。

ーー桃月さんは、アクションはされるんですか?

桃月 ないです(笑)。でも、お話をいただいた時はそこまで知らなかったので「私はどこの立場で出るんだろう?」とすごく思っていて。「もしかして、人を殴るのかなあ?」と考えたりすると不安だったんですけど、アクションシーンは無かったです(笑)。でも、1度ワイヤーに吊されて、一応ワイヤーアクション的なものはやらせてもらいました。

ーー今回、撮影に入る前に準備期間としてトレーニングなどもやられているんですか?

勇翔 一カ月くらいアクション稽古の時間はありましたね。

松大 今回、練習では出演者のみんなが必死に頑張ったんです。その頑張ったのレベルが100だとすると、現場だと150だったのでそこがビックリしましたね(笑)。

桃月 そんなみんなを上から見ている立場なので、「みんな痛そうだな〜」と思っていました(笑)

勇翔 撮影は、ロケですね。撮影時には、たまにワイヤーを使うことがあったんですが、ほぼ生身で格闘するタイプで。だから、稽古に関してもひとりひとり練習内容が違っていたんです。「君はこういう戦い方だから」という感じで、みんなバラバラで。その分野に特化した戦い方を見せるという感じですね。

ーーみなさんは、それぞれどんな役を演じているんでしょうか?

松大 僕が演じる空遠世那の周りでは、とにかく理不尽なことが起こっていくのですが、その理不尽を一度受け止めた上で立ち向かっていくようなキャラクターです。ある意味、とても普通な、一般の人というポジションで。これまでも、何不自由なく暮らしてきたんですが、理不尽なゲームの世界にいきなり放り込まれて、そこで苦悩とか葛藤を経て、ようやく立ち上がるという感じですね。もともと正義感も強いんですが、なにより理不尽なことが許せないという。戦いのスタイルですが、ボクシングをメインにしたオーソドックスなタイプですね。攻撃特化、防御特化というのではなくて、全体的に強いバランスタイプになります。


勇翔 僕が演じる天羽涼介は、パワー系と言いますか、ケンカが大好きで、最大の欲求が戦うこと……というイメージですかね。実際にはそこまでは行かないんですが、本当に戦っていることが好きなキャラクターですね。戦い方も、本当に力強くという感じで。プロレス技を使った、ダイナミックに戦うのが印象的ですね。リアルな格闘技において、名前がついた技を使ったりもするんですが、本人的にはそれを学んでいるわけではなく、単純にケンカ師として強いという設定ですね。


松大 そういう意味では、2人はまったく異なるキャラクターですね。空遠世那はできるだけ戦わないようにしようとしているので、ある意味真逆というか。

勇翔 空遠世那の代わりに戦っているという感じもありますね。主人公があまり戦っているシーンが無いので、代わりに俺が戦うという。それくらいアクションの量は多いです。

ーー関係性としては、空遠世那と天羽涼介は物語の中心になる2人ということになるんでしょうか?

勇翔 そうですね。ただ、メインキャラクターもみんなバラバラに動いていて、誰と誰が仲間という感じがあまりなくて。だから、空遠世那と天羽涼介もあまり「仲間」という感じはないです。天羽涼介としては、戦いが好きだといっても、自分の中に決めた信念を強く持ち続けている人間なので、そこが彼の男らしさとして出ているというところはありますね。

文/石井 誠