• 『牙狼〈GARO〉』15周年記念作、『GARO -VERSUS ROAD-』出演者座談会
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2020.04.01

『牙狼〈GARO〉』15周年記念作、『GARO -VERSUS ROAD-』出演者座談会

(左から)桃月なしこさん、松大航也さん、勇翔さん   (C)2020「VERSUS ROAD」雨宮慶太/東北新社


ーーそこに絡む朱伽というのはどんなキャラクターなのでしょうか?

桃月 おふたりとは違ってプレイヤーではなく、プレイヤーたちを案内する役というか、説明進行役をしているキャラクターなので、アクションはないんです。どちらかと言うと、人ならざる者というか、近未来のAIというイメージでやらせていただいていて、感情なども出さないですね。だから、結構冷酷な感じなんですけど、バトルの様子を一番近くで見ている立場でもあるので、ちょっとずつみんなの信念など受けて、少しずつ感情が出てくるようなキャラクターになっています。でも、それをあまり表に出さないというか。だから、他のキャラクターとはちょっと離れた感じではあります。敵視されているくらいです。


ーー今回は、レギュラーメンバーも多い作品ですが、現場の雰囲気などはいかがでしょうか?

勇翔 歳の差もそんなに無く、みんな20代で固まっているので、距離感的には近いですね。

松大 すごく仲良くなりましたね。

桃月 待ち時間の間も、ずっとみんなでお話していますよね。通信機能があるスマホのアプリゲームをつかて、みんなでゲームをやったりしていました。

勇翔 とは言え、基本的には休憩時間が少ないので、お昼ご飯を食べて撮影用にメイク直しをしたらすぐに撮影という現場なので、なかなかみんなで時間がとれることはないんですが、そのシーンに出ていなくて、控え室にいる時なんかは一緒に遊んだりとか、撮影終わりが早かった時には一緒にご飯を食べに行ったりはしますね。

松大 みんなが和気藹々としているところもありますが、本番が始めると雰囲気がガラっと変わり、集中して演じているので凄いな、と思いました。ストーリー上、チームを組んで動くということではないので、それぞれの役作りの為に現場では一定の距離感を取られるかなと思っていたのですが、実際は凄く仲の良いチームです。でも本番が始まると、しっかり対立する役に入り込むので、その変化に驚きました。あと、アクション練習が1カ月あって、それをメインのキャストみんなでやっていたんです。空き時間に、たまに勇翔さんがこちらに向かってファイティングポーズで構えてきて、僕もそれに対して同じように構えて、エアで撃ち合うというようなことは、自然とやりますね。そういうのも面白いです。

ーー『牙狼〈GARO〉』はこれまで、武器で戦うことが多かったんですが、今回は武器を使わない格闘アクションがメインということですが、どのようなところが見所になりそうですか?

勇翔 アクションで言うと、僕に関しては、武器はほぼ使っていないんです。武器を持っているヤツに生身で向かっていくんです。それくらい強いんです。それは、本当に身体を張ったアクションになっているので、そこは見所になっているとは思います。

松大 登場人物がたくさんいるので、人間ドラマが多いんです。それぞれに深い背景があって、今回は魔戒騎士のような絶対的に強い存在がいなくて、だからこそ、ある意味みんなが主人公なんです。そういうところが今までの『牙狼〈GARO〉』とは違って、魅力的になってくるんじゃないかなと思っています。


ーーでは、放送開始を楽しみにしているファンの方にメッセージをお願いします。

桃月 キャッチコピーとして「牙狼〈GARO〉新章」と書いてあるとおり、今までの『牙狼〈GARO〉』とはストーリー自体も違うものになっていますし、アクションの仕方も違ったものになりつつも、前作までのファンの方が付いてきてもらえる作品にはなっていると思うので、本当にいろんな人に観ていただけたらいいなと思っております。「新しいものだ」と思いつつも、ちゃんと『牙狼〈GARO〉』としての要素も残っていますね。そして、新章ということでこれまで『牙狼〈GARO〉』を観てこなかった方も今回から入れるんじゃないかなという部分もあると思いますので、多くの人に愛される作品になればいいなと思います。

勇翔 僕自身がすごい『牙狼〈GARO〉』ファンなので、いちファン代表として、かつこの作品に出ている者として言わせていただくと、本作は『牙狼〈GARO〉』の新章プラス今まで15年やってきた作品の歴史を変えるというのではなくて、『牙狼〈GARO〉』をもっと良くするためのチャレンジであり、作品になっていると思います。そういう見方をしてもらえるといいんじゃないかなと思っております。ぜひ、観ていただければと。

松大 今、勇翔さんが言った通り、チャレンジ的な作品ではると思いますので、そうした部分を受け入れてもらいつつ、新しく観てくれる方も、元々の『牙狼〈GARO〉』ファンの方にも、いろんな意味を含めてとても愛される作品になったらいいなと思っております。ぜひ楽しんでいただければと思いますので、よろしくお願いいたします。

文/石井 誠

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