• 『トミカ 究極のコレクション1970-2020』に込められた ”愛” を担当編集者が語る!
  • 『トミカ 究極のコレクション1970-2020』に込められた ”愛” を担当編集者が語る!
2020.04.18

『トミカ 究極のコレクション1970-2020』に込められた ”愛” を担当編集者が語る!

(C) TOMY (C)講談社

今年2020年で発売から50周年を迎えた『トミカ』を記念して、1970年に発売された第一弾から2020年1月発売までの車両データを網羅した豪華な1冊版『トミカ 究極のコレクション1970-2020』が講談社より4月20日発売予定。スーパーカーファンの担当編集者が、本作に込められた ”愛” について語った。

トミカはタカラトミーが販売するダイキャスト製ミニカー。日本のミニカーの代名詞ともいえる商品で、旧トミー時代から50年の歴史を持つ。4月より、トミカ50周年を記念した新作アニメ『トミカ絆合体 アースグランナー』も放送中だ。

【『トミカ 究極のコレクション』担当編集者の制作秘話】
1970年代の中ほどの頃だった。突然にして圧倒的な熱量をもってスーパーカーブームがやってきた。当時小学生だった私は、教室の机に描いたサーキットに「スーパーカー消しゴム」を走らせて、友だちと競ったものだった。その動力は「BOXY」のボールペン。定番のツールでしたね。

そして晴海の見本市と当時の後楽園球場で開催された「スーパーカーショー」にも行った。日頃は写真でしか拝めなかったランボルギーニやフェラーリ、ランチャストラトスを生で見た。興奮した。その情景は今でも心に残っている。

そのブームの立役者のひとりに、市瀬義雄氏(スタジオシーサイド)がいる。彼はスーパーカー写真家の第一人者で、雑誌、ポスター、輸入車販売店のカタログなど数多くの写真を世に出してきた。今では、車両の撮影はもちろん、企画、編集、執筆までするクリエイターである。トミカ関連の書籍も数多く手がけてきた。そんな経歴の持ち主の市瀬氏との間で、昨年初夏の頃、編集部に「トミカ50周年記念出版」の企画が生まれ、クルマを愛してやまない “大人のトミカ本” の制作がスタートした。

さてさて、愛してやまないその「愛」は、本書のどんなところに反映されているのだろうか? 以下、簡潔に。

●「愛」その1
掲載トミカについて。
1970年に初めて発売された6台から2020年1月までのトミカを掲載。いわゆる単体トミカ(1~120番)だけではなく、「愛」の力で「ロングタイプトミカ」(車両の長いトミカ)も追加。掲載車両は1000台超えに。

●「愛」その2
手の込んだ撮影。車両の向きは、トミカのカタログなどで見かける標準的な斜め前向きに加えて、「愛」の力で斜め後ろも撮影。また、車両の影がきれいに見えるよう、とても手がかかる某技法を用いた。これには、画像解析を担う印刷会社が泣くはめに。ちょっと過剰な「愛」だったかも。

●「愛」その3
もれなく箱(パッケージ)を掲載。愛好家にとってはトミカの箱も重要項目。その期待に応えるべく車両といっしょにその箱も掲載。「愛」の力で、市中在庫品をかき集める。

●「愛」その4
ノスタルジー満載な記事。 1970年に発売された初めの6台を懐かしい当時のポスターとともに掲載したり、「復刻トミカ」などの知る人ぞ知るエピソードを掲載。また、トミカ30周年を記念して発売された「純金トミカ」を、「愛」の力でタカラトミー様から蔵出ししてもらい撮り下ろし。

スーパーカーブームの発信者と受信者が縁あって巡りあい、本書を作りあげた。
「トミカ50周年」の重責をひしひしと感じつつ……。(編集部・H)

(C) TOMY (C)講談社

アニメージュプラス編集部