• 『未来少年コナン』はこんな作品! アニメージュのバックナンバーからご紹介!
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2020.04.28

『未来少年コナン』はこんな作品! アニメージュのバックナンバーからご紹介!

アニメージュ1979年10月号表紙

5月4日未明にNHKで放送が予定されていたアニメ『キングダム』第3シリーズの第5話以降が、新型コロナウィルス感染拡大の影響で放送延期となり、変わりに『未来少年コナン』が放送されることになった。
このニュースが今、大きな話題となっている。

年長のアニメファンならきっと、『未来少年コナン』というタイトルには特別なトキメキを感じるはずだ。
だが、若いファンの中にはピンとこない人もいるかもしれない。
そこで、アニメージュのバックナンバーから『未来少年コナン』の記事をピックアップし、ご紹介したい!

『未来少年コナン』は今から42年前、1978年の4月〜10月にNHKで放送された全26話のアニメーション作品で、最終戦争後の荒廃した地球を舞台に、少年・コナンの胸躍る冒険を描くストーリー。
後に日本を代表するアニメーション監督となるあの宮崎駿が演出を務めた、不朽の名作だ。

紹介するバックナンバーは、『未来少年コナン』が表紙を飾る1979年10月号。同年9月公開の劇場版(TVシリーズを再編集したものだが、こちらには宮崎駿は参加していない)に合わせて組まれた特集だが、特集内容はTVシリーズを振り返るものとなっている。


▲名場面を通して主人公・コナンの魅力を紹介しているページ。コナンを演じた小原乃梨子さんもコメントを寄せている


のこされ島でおじいと2人だけで暮らしていたコナンは、島に流れ着いた少女・ラナと出会い、自分たち以外にも人間が生きていることを知る。そして、科学都市インダストリアの兵士によってさらわれたラナを救うために、コナンの大冒険がはじまる!
この作品の最大にして最強の魅力は、型破りな自然児コナンの純粋さと圧倒的な生命力、そして、それを描き出す躍動感に溢れたアニメーションだ。
宮崎駿のほか、盟友・高畑勲も演出で参加。また、作画監督の大塚康生を筆頭に原画には近藤喜文、友永和秀、河内日出夫、才田俊次といったそうそうたる面々が揃っている。
全話・全編にわたって見どころだらけだが、今回の放送で若いファンに特に注目してほしいのは、終盤の話数で登場する巨大航空機・ギガントの登場シーンだ。


▲特集でもたっぷりとフィーチャーされているギガントの名シーン

ギガントの圧倒的な巨大感と重量感、それが空を飛ぶという壮大な浮遊感。そして、ギガントの機体上で繰り広げられるコナンたちのダイナミックなアクション! リアリティ、スピード感、スリル、コミカルさなどアニメーションの魅力がたっぷりと詰め込まれたその映像は、今観てもまったく古びていないどころか、42年を経た今でもなお、この場面に匹敵するだけのエンタテインメントが他にどれだけ作られたか……と思うほどの逸品だ。

今回の放送を機会にぜひ、『未来少年コナン』に込められた「アニメーションの喜び・楽しみ」を多くの人に感じてほしい。

アニメージュプラス編集部