日本出版販売(略称:日販)は、2020年5月29日に「2020年 上半期ベストセラー」(集計期間=2019年11月24日~2020年5月23日)を発表した。
総合ランキングの1位と2位に輝いたのは、単行本の累計発行部数が6000万部を突破した人気コミック『鬼滅の刃』の小説版『鬼滅の刃 片羽の蝶』『鬼滅の刃 しあわせの花』だった。原作では語られなかったエピソードを収録したことから多くのファンに支持され、2冊を合わせた累計発行部数は176万部を突破した。
また、コミックランキングでも『鬼滅の刃(18)』がトップにランクイン。2位は尾田栄一郎による大人気長編作品『ONE PIECE(95)』となった。
ゲーム攻略本のランキングでは、人気ゲームタイトル『ポケットモンスター』、『どうぶつの森』それぞれの攻略本がランキング上位を占めた。20代から40代まで幅広い層で売上を伸ばした『ポケットモンスター ソード・シールド 公式ガイドブック』が第1位となり、『あつまれ どうぶつの森 ザ・コンプリートガイド』は発売わずか1カ月で第2位と、“巣ごもり” 消費需要の高まりを表す結果となった。
今回のランキングの特徴として、『鬼滅の刃』や、ゲーム攻略本である『ポケットモンスター ソード・シールド 公式ガイドブック』といった、エンターテインメント色の強い書籍のランクインが挙げられる。新型コロナウイルスの影響により在宅時間が増加したためか、“学び” に加えて “楽しさ” を本に求めるという需要が高まったことを示す結果といえるだろう。
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