• 怖い映画は少し苦手だけど怖い映画を観たい人への『怖い映画』3選
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2020.08.13

怖い映画は少し苦手だけど怖い映画を観たい人への『怖い映画』3選

怖い映画は少し苦手だけど怖い映画を観たい人への『怖い映画』3選

暑い夏は、背筋も凍るような怖い映画を観たくなる。怖い映画といっても、ホラー、サイコ、サスペンス、スリラーなど、ジャンルによって好みが分かれると思うが、今回の“怖い映画は少し苦手だけど怖い映画を観たい人への『怖い映画』3選”では、怪物としてのホラー要素より、人間の怖さを感じられる映画を紹介する。

はじめに紹介する2作品『ヴィジット』『ドント・ブリーズ』は、人間の異常性や精神的な怖さが好きな人向けのスリラー作品。最後の『イット・フォローズ』は、その設定から自分だったらどう回避するかを考えると楽しいホラー作品だ。

映画を紹介する記事で、こんなことを書くと身も蓋もないことだが、ほとんどの映画は予備知識がない状態で観た方が怖さを味わえると思うので、オフィシャルからのあらすじをもとに紹介する。また、予告動画を記事内に用意したが観ない方がいい作品もあるので、観ようと決めた作品は予告を観ないことをオススメする。

■異常さが怖い『ヴィジット』(2015)
休暇を利用して、はじめて会う田舎の祖父母のもとに出発した15歳と13歳の姉弟。優しい祖父と料理上手な祖母と、楽しい1週間を過ごすために【3つの約束】をする。「楽しい時間を過ごすこと」「好きなものは遠慮なく食べること」「夜9時半以降は部屋から絶対に出ないこと」を伝えられるが――

『シックス・センス』のM・ナイト・シャマラン監督と、『ゲット・アウト』の仕掛け人ジェイソン・ブラムが初めてタッグを組んだスリラー映画。姉弟が「はじめて祖父母に会いに行く」旅をドキュメンタリー形式で撮られており、その手法が効果的に怖さを演出している。ドキュメンタリー形式の撮影方法について「この映画の99%は『見たまま』で、CGも特殊効果もない」と、マーク・ビエンストック(プロデューサー)が語っている。



■緊張感が怖い『ドント・ブリーズ』(2016)
生活能力がない親と決別し、幼い妹を連れて街を出るため逃走資金が必要だったヒロインのロッキーは、恋人のマネーと友人のアレックスと一緒に大金を隠し持つと噂される盲目の老人宅に強盗に入る。だが彼は、目は見えないが、どんな“音”も聞き逃さない超人的な聴覚をもつ老人――そして想像を絶する<異常者>だった。

サム・ライミ製作とフェデ・アルバレス監督の『死霊のはらわた』コンビが手掛けるショッキング・スリラー映画。宣伝のハッシュタグが「#息をするな」だったように、息を止めたくなるような緊張感が味わえる作品。日本語吹き替え版は、ヒロインのロッキー役を水樹奈々、恋人のマネー役を江口拓也、友人のアレックス役を梶裕貴が担当している。



■“それ”が怖い『イット・フォローズ』(2014)
19歳のジェイはある男から“それ”をうつされ、その日以降、他の人には見えないはずのものが見え始める。動きはゆっくりとしているが、確実に自分を目がけて歩いてくる“それ”に捕まると確実に死が待ちうけるという。しかも“それ”は時と場所を選ばずに襲ってくるうえ、姿を様々に変化させてくる。

イットと聞くとスティーブン・キングの『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』を思い浮かべるが、こちらの『イット』も、設定がよく練られたホラー映画。一緒に観た友達と「自分だったら」と語り合うのも楽しい作品。カメラが何を見ているのか焦点をぼやかすために、カメラを少し離した視点で撮影しており、観客が自ら“それ”に気づくことで、不安になる感覚を作り出している。

櫻井靖之

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