• 「声で殺したい」保住有哉・住谷哲栄が語る『パラホス』~前編~
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2020.10.11

「声で殺したい」保住有哉・住谷哲栄が語る『パラホス』~前編~

▲ホスト役を演じる保住有哉さん(左)、住谷哲栄さん (C)PARAHOS


――住谷さんの歌われている『LOVE JACKAL』はどんな曲ですか?

住谷 『いいじゃない』と同じようにキャッチーなところがありつつ、(アキが所属する)店の大人っぽい雰囲気も残しています。大人の飲みを連想させる、よりディープな感じの曲になっています。歌う時は(カール・アレクセイ役の)小林聡君と一緒に収録したんですが、「聖飢魔Ⅱかよ」というツッコみがスタッフさんから入るくらい、2人ノリノリでコールさせていただきました(笑)。僕はもう、コール無しバージョンを聴くと物足りなさを感じてしまっていますが、聴いていただく時は、気分に合わせて聴き分けてもらえたら。

保住 聞いたら元気になる曲たちですからね。

――今後楽曲の追加リリースがあったら、そちらも楽しみですね。

保住 今回のCDは『パラホス』入門ではありますが、パラパラ入門でもあり、ホスト入門でもありますからね。2枚目、3枚目のCDが出たら、もっとすごいかもしれません。  

――これを機にホストにハマる人も出てきそうですね(笑)。それぞれのキャラについてもお伺いしたいのですが、保住さんは輝夜彗という主人公的なキャラクターを演じていらっしゃいますよね。  
▲保住有哉さんと輝夜彗 (C)PARAHOS

保住 本当にザ・主人公という感じのド直球のストレートな子で。ホストという肩書がなかったら、少年漫画の主役だろという感じの熱量の高い子なんですが、その熱が向いているのがホストであり、パラパラという……。バックボーンに色々抱えていたりするんですが、それを感じさせない前向きな明るいところがありますね。俺も彗に近いところがあるので、演じやすいというか。

――近いところ?

保住 その日何か悪いことがあったり、自分の人生で何か抱えていることがあっても、外ではいつでも明るく振る舞うというところと、ストレートに自分の気持ちを出していくところが近いかなって。等身大に近い形で、彗の素直さが出せればと思って演じています。

――ドラマCD聴かせてもらいましたが、彗は本当にピュアですよね。

保住 本当ですよね! 最初、彗はホストらしい「イエイ!」って感じかなと思っていたら、意外に真っ直ぐな青年で。もちろん接客の時は接客モードがありますけど、それ以外の時はお茶目というか。自分の感情に素直な飾らないところが彗の良さなので、そこが音声を通して滲み出れば良いなと思っています。

――住谷さんはアキXTという名前からして掴みどころのないキャラクターですよね?

住谷 ちょっと曲者ですね。今、(保住さんの)話を聞いていて思ったのですが、自分を偽らない素直なところは、アキと彗の共通点かなと。ただ、アキの場合は、承認欲求をそのままぶつけるような、人間の本能むき出しの偽らなさですけどね(笑)。僕自身は、俺だけを見てほしい! 認めてほしい! というタイプではありませんが、自分の中の承認欲求を一生懸命かき集めて、アキを演じてみました。まだスタートしたばかりの作品ということもあり、キャラクターを完璧には探りきれていないところもあるので、今後アキがどう変わっていくかで、僕の演じ方も変えていけたらと思っています。

保住 今後、俺らとしてもこの子たちがどう変わっていくか楽しみです。

――これからどんどん深いところが掘られていくわけですね。

保住 そうなんですよ。まだまだ分からないんです。彗は今後、すごい病むかもしれないし。

――真っ直ぐすぎるあまり?

保住 そうそう。急な闇落ちとかにならないようにしなくっちゃ(笑)。

住谷 その点、アキは常に発散しているからそうはならなさそうです(笑)。意外と安定していないようで、安定しているかも。  
▲住谷哲栄さんとアキXT (C)PARAHOS


『パラホス』について熱く語るお二人のインタビューは、その後もさらに熱を帯び、ホスト姿で臨んだ撮影の様子やドラマCD収録の様子、果ては二人でホストとしての源氏名を付け合ったりと盛り上がりました。どんな源氏名に決まったのかは、インタビュー後編をご覧ください。

(C)PARAHOS

アニメージュプラス編集部

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