4オクターブのツインボーカルが魅力の5人組ダンス&ボーカルグループ、Da-iCE(ダイス)が、6カ月連続で作品をリリース中だ。“五感で感じるエンターテインメント” をコンセプトに、それぞれ視覚や聴覚などの五感に訴えかけるナンバーとなっている。第1弾シングル『DREAMIN’ ON』(8月26日発売)は、アニメ『ONE PIECE』の主題歌として、読者も耳にしたことがあるはず。そんなDa-iCEのことがもっと知りたい! というわけで、アニメージュプラスでは全6回にわたり、インタビュー連載を実施。パフォーマーの工藤大輝さん・岩岡徹さん・和田颯さんの3人に、Da-iCEのことや新曲のことはもちろん、プライベートや趣味について語ってもらった連載の第2回をお届けする。
◆第2回:『amp』『image』のラブソング特集! 尖った初恋?
――6カ月連続リリースの第1弾『DREAMIN’ ON』はアニメ『ONE PIECE』の主題歌でしたが、第2弾の『amp』(9月30日発売)はガラッと雰囲気が変わって大人のラブソングですね。
工藤 僕らの曲の中では今までにない、重たいヒップポップ・R&Bの楽曲です。しかも今のおしゃれなサウンドではなくて、2000年代の土臭さのあるR&B。僕ら自身がそういう音楽を聴いて育ってきたというのが大きいですね。先ほどお話した(※連載1回目参照)実験的というのがまさにこの曲なんです。今までお願いしたことのない振り付けの方にお願いして、曲だけでなくダンスも今までにないものにしてみました。結果、めちゃくちゃいい感じになったと思ってます。
和田 僕もめっちゃ好きです。ずいぶん長いことやっていなかった振り付けなんですよね。それこそ、僕が中学生くらいの時に流行っていた海外のアーティストがやっていたような。だから最初は身体がダンスを思い出すまで、すごく時間がかかったんです。形になるまでが長かったですね。
工藤 それですよ。
和田 踊れはしても、自分の中でイメージしている形にはならなくて、なかなかしっくりこないんです。完全に自己満足だと思うんですけど。
岩岡 でもやってみたことで、男らしい部分や大人っぽい部分が出せた曲になりました。『DREAMIN’ ON』とは全く違うので、そのギャップも楽しんでもらえるんじゃないかと思います。僕ら、結構そういうことやりがちだよね。
工藤 やりがちですね。前はこっちに行ったから、今度はあっちに行ってみよう、みたいなことがやりたくなっちゃうんです。結果、「同じグループの曲ですか?」っていうものが生まれることが多くて。
岩岡 そのギャップが一番顕著に出てるのが、『DREAMIN’ ON』からの『amp』だと思います。
――『amp』は聴覚がテーマの楽曲。それにちなんで、最近聴覚が刺激されたエピソードがあれば教えてください。
和田 僕は家に猫が2匹いるんですけど、毎朝2匹が喧嘩を始めて、ドタバタドタバタ走り回っているんです。その音で聴覚が刺激されて、目を覚ましています(笑)。お腹が減る時間帯なのか、決まって朝7時くらいに起こされるんですけど、ご飯をあげるとやっと静かになるんです。今朝も7時に起こされたので、2度寝しました(笑)。
岩岡 僕は、家で過ごしてる時は音楽を流さないんです。だから無。無音です。最近は涼しくなってきたので、窓を開けて風の音とか車の音、家のちょっとした物音が聞こえる中で過ごしています。意識して聞いているわけじゃないですけど、作られた音や音楽じゃなくて、自然と聞こえてくる音の中にいることが多いですね。
工藤 無っていいよね。俺もそう。
岩岡 大輝もあんまり聞かないタイプなんだ。
工藤 うん。家で曲や歌詞を作る時だけは聞くけど、その時以外は無音で過ごしている。
和田 僕も、たまに家で音楽を聞いてもすぐ消しちゃいます。仕事でずっと聴いている分、家でくつろぐ時はいいやって。
岩岡 料理人が家では凝った料理を作らないのと同じだね。
工藤 そうだね。だって俺ら、仕事の時に同じ曲を何度も何度も聴いてるから。
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