アップアップガールズ(2) 森永新菜の様々なきっかけと、諦めない腐らないこと《後編》

■ミス・インターナショナル参加のきっかけと“美”への想い

――そこからがまた、夏に向けて大変だったでしょう。

森永　本当に怒濤の日々でしたね。夏前からは、ミス・インターナショナルのために準備も始めましたし。

――ミス・インターナショナルを受けようと思ったきっかけはなんだったんですか？

森永　加入したからずっと、自分だけのアイデンティティが欲しくて… “森永と言ったらこれ” というのを表現できてなかったんです。ジムの足立先生（アップアップガールズのオーディションの審査員などにも参加し、深く関わって指導してくれている足立光先生）が薦めてくれたので、すぐにやることを決めました。森永だけのものはこれしかないと思って、がんばりました。

――それがあって、森永さんというと“美”というようなイメージになりましたね。

森永　それまでも「にきチャン！」にメイク動画とかはアップしていたんですけれども、ミス・インターナショナルを受けると決めたことで、自分自身のコンセプトというか、キャラクターが少しずつできてよかったなと思います。

――メイクやファッションなど、“美” という部分に関してはもともと興味があったんですよね。“美” に関して興味をもったきっかけは？

森永　K-POPにハマって、韓国系女子のメイクにハマってから、興味を持つようになりましたね。それでアプガ(2)に入ってから、メンバーはみんな可愛いし、基本的に自分の顔はダメな部分ばっかり見えて来ちゃって…これって思春期特有のものだと思うんですけれども、自分の顔にコンプレックスを感じちゃったんですね。それで、メイクでそのコンプレックスを解消できるというのもわかって、もっとメイクが好きになりましたね。コンプレックスを解消できれば、ステージでももっと堂々とできるなと思ってメイクを研究し始めたんです。それをアプガ(2)の活動の中でも表現したいな、と思っていたんですけど、どうすればいいのか解らなかったんですよ。

――ミス・インターナショナルへの参加は森永さんにとっては、ドンピシャだったんですね。

森永　でも本当にもの凄く大変でして…2019年のTIFの時もダイエットしていて、サラダだけ食べてたらもう「体力がなくなるというのはこういうことか！」という感じになっちゃったり。その時は足立先生から、TIFの間は普通にご飯食べなさいと言われて食べるようにしました。でもそれで体重が落ちたし、脂肪も減ったんですよ。今もそれを維持しようと、ダイエットは続けています。大変でしたけど、今思い返してもいい経験をさせていただいたなと思います。見た目ばかりでなく、心の部分でも、自分が変わるきっかけになりましたね。

――そしてSHOWROOMリレー配信のお題で森永さんがデザインしたものが、真衣装になりましたし、クラウドファンディングの達成祈願企画では、メンバー全員のアクセサリーを作りました。ファッション的な“美”の部分でも、森永さん突き進んでますよね。

森永　完全にそういう人になってますね（笑）。新衣装もアクセサリーも、すべて偶然なんですけど、実現できて嬉しかったですね。
▲森永新菜がデザインしたアプガ(2)の新衣装。「デザインのポイントはアシンメトリーになっているところです」

森永　次の衣装も、是非ともデザインさせていただきたいな…と思ってます！　どうですかね、ダメですかね、社長？