20年公開の『犬鳴村』ヒットに続く第2弾『樹海村』が21年2月の公開を控える中、CSチャンネル「映画・チャンネルNECO」ではズバリ “村” を舞台とした作品を “知っちゃいけない! 入っちゃいけない! 信じちゃいけない! ダメ絶対ッ! その村!” のタイトルで日韓の4作品を特集放送する。
注目は『犬神の悪霊(たたり)』(77年/伊藤俊也監督)の貴重なテレビ初放映。『エクソシスト』『オーメン』などのオカルト映画ブームを受けて制作された本作は、犬神憑きの家系とされる一家が村人から差別を受ける中で起きる超常現象と惨劇が描かれる。長らくソフト化されず「幻のホラー映画」として語られてきた怪作だ。
映画『八つ墓村』の題材にもなった実在の事件 “津山三十人殺し” を初めて映画化したセンセーショナルな一作が『丑三つの村』(83年/田中登監督)。終盤の15分におよぶハードな殺戮シーン、田中美佐子、池波志乃、大場久美子、五月みどりなどが魅せる女優陣のエロスが大きな見どころとなっている。
韓国作品も負けてはいない。本国で大ヒットを記録した、平和な田舎の村で起こる不可解な殺人事件を描く『哭声/コクソン』(16年/ナ・ホンジン監督)は、謎の日本人役として登場する國村隼の怪演が必見。そして『黒く濁る村』(10年/カン・ウソク監督)は、音信不通だった父親の死をきっかけに、父の住んでいた山村の秘密が暴かれるミステリーだ。
息を飲む恐怖とドラマに震える4作、ぜひこの機会をお見逃しなく。
【放送日】
『犬神の悪霊(たたり)』 11月16日(月)21:00~
『丑三つの村』 11月30日(月)21:30~
『哭声/コクソン』 11月17日(火)20:40~、11月29日(日)21:30~
『黒く濁る村』 11月21日(土)6:25~
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