• 豊永利行、井上麻里奈『わちゃわちゃんねる』収録前インタビュー!
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2020.11.13

豊永利行、井上麻里奈『わちゃわちゃんねる』収録前インタビュー!

(左)豊永利行さん、(右)井上麻里奈さん 『わちゃわちゃんねる』収録前インタビュー!


<豊永利行さん、井上麻里奈さん収録前インタビュー>

―― 豊永利行さんと井上麻里奈さんは、エイプリルフールのネタとして声優ユニットを組んだほど仲がよろしいかと思いますが、このお話が来たときはどう思いましたか?

井上 同世代なので読んでいる漫画とかも近いと思うし、すごく楽しみでしたよ。

豊永 僕も楽しみにしていましたね。ふたりで話す機会はあっても、番組で一緒にトークをする機会はなかったかと思うんだけど?

井上 なかったと思う。作品も一緒にやっているのにね。

豊永 『わちゃわちゃんねる』を通して試させていただくというか、遊ばせていただく時間が作れたら楽しい番組になると思います。僕はわりと「はっちゃける人」なので。

井上 そうなんだ。私の中では「ちゃんとした人」っていうイメージ。

豊永 ちゃんとはするよ(笑)。でも、弾けてもいいよって言われたら、どこまでも弾けられる。

井上 その暴走したとっしーを知らないから、見てみたいので頑張って暴走してみてください(笑)。

豊永 じゃあ、そろそろかな……って思ったら暴走してみる(笑)。

井上 ちなみに少女漫画とかは読むの?

豊永 子供の頃、おばさんの部屋に少女漫画がたくさんあったので、休日によく読んでたかな。

井上 男の子から見ると少女漫画ってどう感じるの?

豊永 いま振り返るとやっぱり女の子のほうが考え方とか大人だなって思うな。男の子には「この1コマ何?」っていう描写が結構あるので。

井上 少女漫画って難しいよね。この台詞、この想いは誰の気持ちなのかなって、すごくふんわりしてるじゃない。

豊永 そうそうそう! 白いコマに、ふわふわとした吹き出しだけが入ってて「うれしかった」とか書いてあると、「これ誰が言ってるの?」みたいな。

井上 少年漫画ではあまりないよね。

豊永 あの独特な表現は、子どもの頃にはわからなかったよね。

井上 確かに難しいと思う。そういったエピソードなんかも、この番組を通して話したいですね。

――『僕らは恋がヘタすぎる』『となりのメガネ王子とヤンキーと!』『デブとラブと過ちと!』の3作品の朗読がありますが、ご自身が演じるキャラクターの見どころ・作品の見どころを教えてください。

豊永 『僕らは恋がヘタすぎる』は、僕ら世代が読むと「恋ってどうやってしてたっけ」みたいな感覚がありますね。「わかるわかる」と思うところもあるし、成田君の竹を割ったような性格が、男からすると「格好いいからムカつく」と思うところもあったりして、読んでいると、ドキドキするというか、ニヤニヤするというか、憧れる描写がある作品だと思います。

豊永 『となりのメガネ王子とヤンキーと!』は、……これ、メガネ役もヤンキー役も全部僕が演じるんですよね? 

井上 大変(笑)。

豊永 とにかく忙しい感じの収録になると思います。設定がぶっ飛んでいるので、ストーリーの重みや深さが、どういう風についてくるのかな? という楽しみ方ができる作品だと思いました。

豊永 『デブとラブと過ちと!』は、「デブ」という言葉はネガティブなイメージですが、その「デブ」がかわいく見えてくる、すごくキュートな感覚に陥らせてくれる作品だと思います。まだ全部は読めていないのですが、いわゆるコンプレックスに対するメッセージ性とか、価値観をいま一度考え直す、そういうきっかけになる作品だと感じました。

井上 『僕らは恋がヘタすぎる』は、これが現代の恋……みたいな。いまの若い子たちの恋ってこういう形なんだなっていうのをすごく感じられて、読んでいてハラハラというかやきもきというか、「みんなちゃんと腹を割って話そうよ」というもどかしさを感じますね。でも、主人公の花ちゃんはわりと古風な部分が残っているので、個人的には共感がもてますね。

井上 『となりのメガネ王子とヤンキーと!』は、まだ最後まで読んでいないんですけど、対極的な王子がふたり出てくる場合、だいたいヤンキーとの仲が上手くいくイメージがあるんですが、今回はどうなのかな?

豊永 こういう作品のヤンキーってズルいよね(笑)。

井上 ズルいよね(笑)。王子が切ない思いして終わる話が多いから、私は王子を応援するタイプ。

豊永 報われてよって思うよね。

井上 そういう意味でも、先が気になる作品ですね。

井上 『デブとラブと過ちと!』は、いちファンとして読んでいたんですが、先が気になって仕方ないので早く続きを読みたいです。読み始めたときは、デブが痩せて可愛らしくなるタイプのお話かと思ったんですが、そのままいくところが面白いですね。明るいぽっちゃりの子っていろいろなパワーを持っているので、一緒に明るくさせてくれる漫画だなって思っています。ぜひ記憶を取り戻さないでほしいなと思っているところです。

――収録への意気込みをお願いいたします。

井上 もうひとつのコンビ、福山潤さんとたかはし智秋さんという恐ろしい二人組じゃないですか。モンスターチームのような。

豊永 末恐ろしいですね。モンスターチームに庶民派チームが立ち向かう。

井上 そう、庶民派。あちらは常人では考えられないような思考回路の持ち主なので、より視聴者の皆さんと同じ目線で行きます。

豊永 そうね。ちょっと常軌を逸している発言や発想が多そうだよね。

井上 みんな共感できないと思うんだ、あちらには。

豊永 麻里奈、攻めるね! いいね(笑)。

井上 (笑)。視聴者の皆さんに共感していただける番組作りをしていこうよ。

豊永 そうだね。こちらはアットホームなものにしたいね(笑)。そういう意味でも差別化できるし。

井上 そうだね(笑)。同級生感ね。

豊永 福山さんのところも同期なんですよね。それぞれの世代別の「わちゃわちゃ」感みたいなものが楽しめるんじゃないかと思うので、こちらはこちらで「わちゃわちゃ」をいっしょに楽しんでいただけたら嬉しいなと思います。

井上 それです!

――番組をご覧になるファンへのメッセージをお願いいたします。

井上 どれくらいの年代の方がご覧になるかわからないんですが、たぶん私たちの世代は電子書籍というものに少しだけ抵抗がありつつも、馴染んできた世代だと思うんですよね。でも、いまの子供たちは電子書籍が当たり前の時代なので、そういったいろいろな世代の視聴者からも「わかる」って思ってもらえる番組にしていきたいと思います。皆さんは漫画が大好きでご覧になってると思うので、漫画の楽しさをお伝えできるように頑張っていきたいと思いますので、よろしくお願いします。

豊永 僕ら世代は、いわゆるガジェット的なものや、ITがものすごいスピードで進化してきた時代を、一番目の当たりにしてきた世代だと思います。僕ら出演者だけではなく、裏方のスタッフを含め、この時代に挑戦し続けてきた世代がつくる『わちゃわちゃんねる』を、若い人たちには新しい発見として楽しんでもらったり、同世代には共感してもらったり、先輩の方々には「うちらのときはこうだった」というように、それぞれの世代が比較して楽しめるコンテンツになれたら嬉しいです。
コミックシーモアの中には、たくさんの作品があるので、その作品の楽しさや面白さを番組内で紹介できれば幸せなことだと思います。
この機会に、みなさんといろいろな作品に触れていくことができたらなと思います。



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アニメージュプラス編集部

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