• 佐藤ミキ『名もない花』インタビュー デビューまでの多彩な道のり
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2020.12.05

佐藤ミキ『名もない花』インタビュー デビューまでの多彩な道のり

佐藤ミキ『名もない花』インタビュー デビューまでの多彩な道のり


◆『Play the real』と『A KA SA TA NA』
「こういう曲を歌いたかった。こういう曲がやりたかった」

――シングルの中の『Play the real』と『A KA SA TA NA』について、それぞれ楽曲の印象をお願いします。

佐藤 『Play the real』は『名もない花』よりも先にいただいていました。この曲は、イワツボコーダイさんとmaeshima soshiさんが提供して下さった初めての楽曲だったんですが、初めて聞いた時に「こういう曲を歌いたかった。こういう曲がやりたかった」と思って。歌詞の内容に関しては、“佐藤ミキ”として最初に世の中に出す楽曲であること、コロナが流行している時期に届ける曲ということから「どんなことがあっても一緒に乗り越えていきたい」という、新たな未来への決意、意志の強さを出せたらいいなと思いました。『A KA SA TA NA』を聴いた時は、すごくおしゃれでメロウなサウンドだなと思って。これは恋愛の曲にしたいって思ったのと、リズムがいいので、ちょっと言葉遊びみたいなものを入れたいと思いました。Bメロのフレーズの頭の文字をとると「あかさたな」になってるんです。あとは、コロナの影響で、近距離・遠距離関係なく好きな人や大切な人に会えない人が多いと感じたので、今年ならではの楽曲になればいいなと思って共作で作詞をしました。

――注目してほしいフレーズはありますか。

佐藤 『Play the real』のラスサビの前に《手を伸ばせよ》というところがあるんですが、自分の中ではここがポイントです。結局、“響く言葉”ってすごく単純な言葉なんじゃないかって思っているので。

――確かに、シンプルに歌われているからこそ、ぐっと心に入ってくるような。

佐藤 そうですね。あと『Play the real』は、ただひたすらにポジティブということではなく、誰しもが抱えているであろう、辛い感情にも目を向けているんです。《深く傷負うから 分かり合える気持ちがある》っていう歌詞があるんですが……これは、辛い思いをしたからこそ、同じように苦しんでいる人に手を差し伸べられるんじゃないかという思いで歌っています。



――『A KA SA TA NA』は、先ほどもおっしゃっていたBメロの言葉遊びがやっぱり素敵ですね。

佐藤 注目ポイントはそこですね。縦読みは「あかさたな、はまや」で終わっているんですが、「ら」以降の音がないのは「未来は自分たち次第だよ」という意味を込めています。


出雲ゆき弥

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