映画『ネズラ1964』に、渡辺宙明作曲、串田アキラ歌唱による新曲『大群獣ネズラ』が使用されることが明らかになった。
『ネズラ1964』は、1964年に大映(現・角川大映)で企画されるも遂に完成しなかった幻の怪獣映画『大群獣ネズラ』をテーマに、奔走する映画スタッフたちの姿と、架空の『大群獣ネズラ』の世界が交差しながら進行する特撮映画。
その主題歌を『マジンガーZ』『宇宙刑事ギャバン』ほか数多くの特撮・アニメ音楽を生み出してきた巨匠・渡辺宙明さんが手がけることに。今年95歳を迎えて圧倒的なキャリアを誇る渡辺さんだが、意外にも「怪獣映画」に作品を提供するのは初めてとのこと。串田アキラさんのソウルフルな熱唱も加わり、新たな宙明サウンドがここに誕生した。
渡辺氏は同じメロディーを使って「映画スタッフ側」「ネズラ側」の目線で2つのオーケストラアレンジを用意(アレンジ担当は大石憲一郎)。映画スタッフの目線による応援歌『青春の日』と、大量発生して街を蹂躙するネズラを描く『大群獣ネズラ』の2曲がいかなる形で本編に流されるのか、大いに注目したい。
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