• トレギアはタロウへの憧れが強かった…… 内田雄馬インタビュー
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2020.12.20

トレギアはタロウへの憧れが強かった…… 内田雄馬インタビュー

(C)TSUBURAYA PRODUCTIONS

これまで闇に堕ちたウルトラマンとして、『劇場版ウルトラマンR/B』や『ウルトラマンタイガ』でヴィランを張ったウルトラマントレギアが、現在好評配信中の『ウルトラギャラクシーファイト 大いなる陰謀』では闇に堕ちる前の本来の姿、いわゆるアーリースタイルで登場し、なぜ今のような姿になってしまったのかがついに明らかになった。そんなトレギアを演じる内田雄馬さんに、トレギアへの想い、ウルトラマンシリーズについてお聞きした。



最初は悪にしすぎないでほしいと言われました

――ウルトラマントレギアを演じることになったきっかけを教えてください。オーディションですか。

内田 僕の他の出演作品を見てくださり、トレギアというキャラクターにぴったりということでオファーをいただいた、と聞きました。

――ウルトラマンシリーズに関わると決まったときどんな印象でしたか。

内田 うれしかったですね。もちろん僕自身がウルトラマンシリーズを観ていたことがありましたので、お話をいただいたのは非常に光栄でした。

――しかし、ヒーローではなくウルトラマントレギアという悪者だったわけですが。

内田 そうですね。最初はどうやっていくんだろう、という不安がありました。

――役作りはどのようにしたのでしょう。

内田 当初、情報が少なくてあまりガッチリと決めていなかったんです。ある程度の資料はいただいたのですが、バックボーンに関しても特別なものはなかったので、こういうキャラクターなんじゃないかと、自分の中で固めていって、そこからディレクションしていただき、肉付けしていただいたっていう感じですね。

――ディレクションの中で覚えてること、印象に残っていることはありますか。

内田 最初の収録、『劇場版 ウルトラマンR/B セレクト!絆のクリスタル』のときは、「悪にしすぎないでほしい」と言われました。トレギアにはトレギアなりの正義を持っているということ。それに最初の台詞が「君の願いを叶えてあげよう」っていう、善い者なのか悪い者なのかわからない状態であらわれるんです。最初の映画では、そういう雰囲気で演じてほしいというオーダーを受けてやらせていただきました。

――初めにトレギアの刺々しい姿を見た時の印象は。

内田 強そうですよね。単純にかっこいいと思いました。ウルトラマンって本来はシンプルなものが多いのに、トレギアには装具のようなものがついていますよね。アーリースタイルと比べても、元のデザインに、いろいろなものがくっついているようなあの見た目はかなり衝撃ですし、強そうだなという印象ですよね。見てくださった方や、周りの方から「トレギアすごくやばい、強そう」というようなお言葉をいただくことが多かったですね。

――シンプルなデザインが多い、他のウルトラマンとはだいぶ印象が違いますよね。

内田 ベリアルとは違うタイプの悪役にしたかったようですね。ベリアルはどちらかというとパワーで押していくタイプの悪いウルトラマンだったんですが、それに対してトレギアは知性的に敵を追い詰めていく、そういうウルトラマンにしたかったと聞きました。

――敵としては、厄介ですね。

内田 そうですね。心を揺さぶる、精神への攻撃ですから。人間の悩みってコミュニケーションに関することが多いと思います。それは多分ウルトラマンだろうが人間だろうが変わらないと思うので、結局複雑な人間関係のなかで自分がどうあるかを迷うわけなんですよね。そういう迷いを理解して、利用してくる敵は恐ろしいですよね。


(C)TSUBURAYA PRODUCTIONS

アニメージュプラス編集部