• 邪見ママ説⁉ 松本沙羅・小松未可子・田所あずさに聞く『半妖の夜叉姫』
  • 邪見ママ説⁉ 松本沙羅・小松未可子・田所あずさに聞く『半妖の夜叉姫』
2021.01.09

邪見ママ説⁉ 松本沙羅・小松未可子・田所あずさに聞く『半妖の夜叉姫』

左から小松未可子さん、松本沙羅さん、田所あずささん 


――それぞれのキャラクターを演じる上で、共感しやすかったところや難しかったところはどんなところでしょうか?

松本 正直、オーディションの時から演じにくさはなくて、あまりかっちり考えなくても、とわの考えていることがすんなり私の中にも入ってきた感じなんです。だから、そんなに苦労していなくて、逆に共感できる部分の方が多いですね。

田所 最初に資料をいただいた時から、もろはちゃんはこうやって動く子なんじゃないかって想像が膨らんだんです。でも、ちょっと落ち込みやすい、内に籠りやすいところのある自分との共通点はあるようには思っていなくて……。だから、もろはちゃんのテンションに持って行くのが結構大変なんですよ(笑)。なので、体を大きく動かすようにして、お芝居しています。もろはちゃんは大股でどしんどしん歩いたりと全身を大きく使って表現するイメージなので、表情もすごく動かしてみたりと自分も動いて、もろはちゃんの生命力に私が食らい付いていっている感じです!
▲もろは役の田所あずささん

小松
 せつなは、もろはと逆で、なるべく動かずに喋るというか。でも、ただ静かに喋るだけだと圧がのらないので、多少の圧をのせるように心がけています。大きな声じゃないのに思わず耳を傾けてしまうような、圧のある声が殺生丸の声だと思うんですが、そこを意識するようにはしていますね。

――声に威厳を含ませる感じでしょうか?

小松 そうですね。難しかったところとしては、最初のアフレコの時に、とわと声が近くなってしまって、どっちが喋っているのか分からなくなってしまうと指摘されたんです。

松本 あー! ありましたね。

小松 とわとせつなは双子だからアリと言えばアリなんですが、キャラとして差別化はしないといけないし……。なので、育った環境の違いも出るように声の出し方を工夫しています。

――似ていないといけないし、変えないといけないなんて難しそうです……。お互いのお芝居については、いかがでしょうか

松本 オーディション前にいただいた資料が、高橋留美子先生が描いてくださったキャラクターデザインと簡単な相関図だけだったので、各キャラクターに声が吹きこまれたら、どういう人として生まれるんだろうと謎だったんです。ですが、いざ収録が始まると、「なるほど! そうか、こういう感じだよな!」となりました。収録自体は、お二人に何とか迷惑を掛けないようと追い付くのに必死です。毎話毎話お二人から貰えるものがたくさんありますね。

田所 私はオーディションの時に、もろはちゃん以外の二人の役も受けていたのですが、正直に言うと、とわとせつなの声の想像がつかなかったんですよね。けど、実際にお二人と一緒に収録させていただいた時に「これだ! これしかない! 答えを見た!」となりました(笑)。とわちゃんって、現代にも戦国時代にも馴染めずに結構揺れるキャラで、ずれた発言もしてしまう難しい役どころなんですが、沙羅さんの誠実で真っ直ぐなお芝居が、とわちゃんは、自分なりの信念があってこういう発言や行動をしているんだろうなって思わせると言いますか。沙羅さんの人柄がにじむ真っ直ぐなお芝居が好きです。

松本 いえいえいえいえ! ありがとうございます……。

田所 自分もせつな役を受けたからこそ分かるのですが、小松さんは、女性なのに殺生丸役の成田(剣)さんのお芝居をにじませているのがすごいなって。でも、せつなの14歳の可愛らしい部分も感じて、その幅広さは小松さんの腕だなって本当にすごいなって思います。

小松 いやー!

田所 いや、小松さんの腕です! 毎回、私の方が二人に付いていかなきゃという気持ちでいっぱいです。いつも落ち込みながら帰ってますよ。

小松
 沙羅ちゃんのお芝居は、人柄が出てるというのがまさしくその通りだなって。とわって見た目は男の子っぽい印象なんですが、どの時代でも生きていけるだろうなって人懐っこさがあるんですよね。その人懐っこさが沙羅ちゃん自身にもあって、コミュ力が高いし、どの人に対してもフラットで、話していて楽しい。話の引き出しの多さとかも、とわに近い部分があるなという印象を受けます。もろはは、まさしく犬夜叉とかごめの血を受け継いだな! というお芝居で。ころあずちゃんの中にあるお茶目なヌケているところが、もろはに噛み合わさって、より、もろはが可愛いく見えるんですよね。だからこそ、もろはに対してイラっとすることがあっても、せつなも受け止められちゃうんだと思います。これは「ころあずマジック」ですよ! 
▲せつな役の小松未可子さん

(C)高橋留美子/小学館・読売テレビ・サンライズ 2020

アニメージュプラス編集部