――作品についてもお伺いしたいのですが、皆さんが演じていて印象的だったシーンはありますか?松本 第14話ですね。とわとせつながどうして山火事に巻き込まれたかが分かるエピソードだったんですが、森を焼いた黒幕にもちょっと同情してしまう、切なくて儚くて美しいお話で……。森を焼いた焔が自ら命を絶つシーンは収録中じーんとしちゃって、すごい印象に残っています。目の前に起きた出来事に呆然としたというか、忘れがたいエピソードですね。
田所 『犬夜叉』ならではだなと思ったのが、びっくりしながらとか、危機的状況ながらとか、技を撃ちながらとか、何かをしながら、すごく説明するというところですね(笑)。
松本 あー! もろはは特にそうかも。
田所 しっかり説明しながらも、感情面の驚きは残さないといけないので難しくて。苦戦しつつ頑張っています。でも『犬夜叉』の先輩たちがやられてきたものを今、自分もやらせてもらえているんだ、とすごく胸が熱くなります! 今回、改めて『犬夜叉』を観返してみたのですが、弥勒様は叫びながら説明したりもしていたので、大変だっただろうなと……。
小松 半妖である以上、あるよねと期待していたのは、朔の日のエピソードですね。あとは、弥勒様が出てきたエピソードも、弥勒と翡翠の親子関係が見られていいなって。ただ山に引きこもっていただけじゃないんだという、弥勒父ちゃんの良いところが見られて、惚れ直すというか忘れられないエピソードでした。
――物語の謎が徐々に解き明かされてきて、とわとせつなの母親の正体がそろそろ明かされますが、正体を知った時はいかがでしたか?一同 (拍手)もうね、拍手拍手でした。
田所 私たちもずっと知らされていなかったので、誰なんだろうってずっと思っていたんです。
小松 ずっと協議を重ねていたんですが、その中で、「邪見ママ説」というのが出てきまして。確かに邪見は面倒みが良いし、良いママにはなると思うんですけど、もしそうだとしたら、殺生丸と邪見の子だと、半妖ではなくてただの妖怪になるよなとか、色々考えまして(笑)。
松本 Twitterでエゴサーチすると、皆さん色々と考察を楽しんでくださっていて。
――エゴサーチされたりするんですね。松本 放送があった日は特に気になって、見ちゃいますね。タグとかで検索したりとか。こういう風に観てくださっているんだな、有難いなってチェックしています。
小松 皆さんも色々と考察をしてくださっていると思うのですが、もうすぐとわとせつなの母親の正体が明かされますので、是非楽しみに待っていてほしいです!
『半妖の夜叉姫』の3人娘のように、テンポよく楽しくお話ししてくださった、松本さん、小松さん、田所さん。次回の放送では、いよいよとわとせつなの母親の正体も明かされる……⁉ ということで、これからますます見逃せない『半妖の夜叉姫』。第15話は1月16日(土)17時30分から読売テレビ・日本テレビ系で放送予定!▲左から小松さん、松本さん、田所さん(C)高橋留美子/小学館・読売テレビ・サンライズ 2020