• 頭脳警察 PANTA×A-10対談「大好きなアニメ・ゲーム・マンガを語ろう」
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2021.01.28

頭脳警察 PANTA×A-10対談「大好きなアニメ・ゲーム・マンガを語ろう」

左より『赫のグリモア』原作者A-10さん、頭脳警察 PANTAさん



――では、PANTAさんの中で最近アツいゲームって何ですか。

P  最近はずっと『Fallout』をやってますねぇ、あと『メダル・オブ・オナー』か。でもあれ、近代戦になると難しいんだよね……あと気になるのはドイツ軍とか日本軍のバージョンがないところ。全部アメリカ軍視点でしょう。まあいろいろ引っ掛かるところがあるとは思うんですが。

A そのラインに親和性があるお勧めタイトルで『コール オブ デューティ ブラックオプス コールドウォー』というのがあるんですが。

P え、それは知らない!

A 仮想の80年代冷戦時代を舞台にしたシリーズの最新作なんですが、最後に西側諸国につくかソ連側につくか、結末を選べるんですよ。

P それはいい! フィクションの中の話なんだからそういう遊びがあってもいいよね。

A 僕は76年生まれで、記憶が曖昧なせいもあるかもしれませんが、80年代に対して凄い憧れがあるんですね。

P へえ、それはどういう部分が?

A 80年代のアニメや漫画って、ある時期とてつもない進化を遂げるじゃないですか。例えば『超時空要塞マクロス』とか『AKIRA』とか……。

P うん、『機動警察パトレイバー』なんかの存在も大きかったと思う。

A その一方で政治的にも大きな動きがありましたよね。JR民営化を巡ってのテロ活動があったということをつい最近知りましたし(国電同時多発ゲリラ事件)。いろんなものが熱かった、個人的にすごく興味深い時代なんです。

P そうか~、A-10さんには成田闘争とかは歴史の教科書の中の話か。

A でも、そんな時代のマンガやアニメ・ロックには「虐げられた者に手を差し伸べる」「許せないものには文句を言う」という姿勢を感じることができたし、『赫のグリモア』ではそういう気分を表現したかったんですね。

▲A-10『赫のグリモア』より、左から大麦若葉、あかずきん、若葉の曾祖母・大麦茜の若き日の姿。 (C)A-10/講談社

アニメージュプラス編集部

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