• ロボットアニメの新機軸を打ち出した『装甲騎兵ボトムズ』誕生への道
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2021.03.03

ロボットアニメの新機軸を打ち出した『装甲騎兵ボトムズ』誕生への道

(C)サンライズ

『装甲騎兵ボトムズ』は、高橋良輔監督が原作・監督を務めたリアルロボットアニメだ。1983年のテレビシリーズの放送後にはOVAにてシリーズが継続し、過去編や続編となる作品が7作、外伝作品が3作制作され、テレビ放送開始から38年を迎えた現在でも幅広いファンから多くの支持を受けている。

2月25日にはシリーズの映像作品全てを収録した『装甲騎兵ボトムズ Blu-ray Perfect Soldier Box』が発売。これに合わせ、『装甲騎兵ボトムズ』シリーズのさまざまな角度から作品の魅力を探っていく短期連載企画がスタート! 第1回は、80年代だからこそ生まれ出でた作品の成り立ちを中心に、シリーズの特徴を掘り下げていこう。

『装甲騎兵ボトムズ(以下、ボトムズ)』の舞台となるのは、アストラギウス銀河。ギルガメス連合とバララント同盟の2つの勢力が長きにわたって争いを続ける中、百年戦争と呼ばれる第3次銀河大戦が終結する。その名の通り100年に及んだ戦争が終わる直前、ギルガメス軍の人型兵器「アーマードトルーパー=AT」のパイロットであるキリコ・キュービィーは、特殊任務の中、軍事秘密である「パーフェクトソルジャー=PS」を目撃し、追われる身となってしまう。

軍を脱走し、惑星メルキアのウドの街へ辿り着いたキリコは、ゴウト、バニラ、ココナたちと出会い、彼らと関わることで少しずつ人間性を取り戻していくのだった。しかし、軍は執拗にキリコを追い続ける。そして、キリコは運命を変えた女性であるPSのフィアナとの再会。強く惹かれ合う彼女と一緒にいることを選択したことで、キリコはさらなる大きな戦いへと巻き込まれ、PSの存在を巡る物語が描かれていくことになる。

本作の主人公であるキリコ・キュービィー。 (C)サンライズ

アニメージュプラス編集部

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