• 『アニメージュとジブリ展』4つのエリア情報を発表!
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2021.03.08

『アニメージュとジブリ展』4つのエリア情報を発表!

(C)1984 Studio Ghibli・H

松屋銀座は4月15日(木)~5月5日(祝・水)の期間中、『「アニメージュとジブリ展 」一冊の雑誌からジブリは始まった』を8階イベントスクエアにて開催。展覧会では今回初公開となる『風の谷のナウシカ』のセル画や押井守監督作品『天使のたまご』の貴重な資料など約200点以上を展示。展覧会開催に先立ち、前売券の抽選先行受付を3月8日(月)より開始し、『アニメージュとジブリ展』に関する最新情報をお届けする公式SNSの配信を開始する。

本展覧会では鈴木敏夫が編集者として活躍していた時期(1970年代末から1980年代)に焦点を当て、まだアニメという言葉さえ広がっていない時代から、79年に登場した『機動戦士ガンダム』の大ヒットにより質的にも量的にもアニメが大きく飛躍するブーム期、そして鈴木が後のジブリにつながる高畑・宮崎両監督を発見し、彼らとの映画製作に傾斜していくまでの道のりを紹介。

かつて、「子どもが観るもの」であったテレビアニメだが、1974年に『宇宙戦艦ヤマト』が放送されて以降アニメを自分たちに向けられた作品だと受け止める若者たちが出現。『アニメージュ』は、そうした時代にアニメの盛り上がりの中で、ファンと作り手の架け橋となる日本初の商業アニメ専門誌として生まれた。鈴木は、『アニメージュ』を作ることで、日本のアニメをここまで発展させる道を拓いた立役者の一人でもあったのだ。

『アニメージュ』の大きな功績のひとつは、過熱するアニメブームの中で、才能のある作家たちを発掘し、『アニメージュ』で取り上げることで彼らに焦点を当て、世に送り出していったこと。ここには、鈴木の編集者としての目利きと、作家を育てていくという目線がある。鈴木はこの時代に、宮崎駿と高畑勲を発見し取り上げることで『風の谷のナウシカ』を生み出し、それはその後のジブリ作品につながっていった。
本展覧会では、そうした鈴木敏夫のプロデュース術や、仕事術の一端も明らかにしていく。

今回は展覧会の中でも『アニメージュ』の流れを追う4つのエリアと展示物を紹介!

◆アニメージュ誕生! 「テレビまんが」からアニメブームへ

1970年代後半のアニメブームの勃興期を、当時のアニメ映画ポスター、アニメグッズ、セル画コレクションなどの展示から振り返る。
「テレビまんが」としてひとくくりにされ、「アニメ」という言葉すら定かでなかった時代に、自分たちの手で同人誌を作り、ファン同士で交流を深め、そして時にはアニメスタジオを訪問し作り手と交流さえしていた若者たちがいた。そういう時代背景と、彼らの熱気があって、日本初の商業アニメ専門誌『アニメージュ』が生まれた。

本エリアでは、『アニメージュ』に先行して存在していたアニメ関連出版物も広く展示することで、『アニメージュ』の他にない独自性を示す。

◆アニメージュは私たちにすべてを教えてくれた  ガンダムが変えた歴史

1979年4月から放送が開始されたテレビアニメ『機動戦士ガンダム』に『アニメージュ』は注目し、雑誌をあげて全面的に応援。『ガンダム』を作っているのはどんな人たちなのか、富野喜幸(由悠季)監督をはじめ、美術・デザインに係る人々や作品に命を吹き込む声優の人々を、繰り返し特集で取り上げた。読者は、初めてアニメを誰がどのように作っているのかを知り、作品と同じように「作家」たちにも熱い視線を送るようになったのだ。

本エリアでは、『アニメージュ』がガンダムブームをどう伝え、ファンがどう受け止めたのかを誌面の再現や当時の制作資料で振り返る。また、ガンダムブームのもうひとつの表れである「ガンプラ(ガンダムのプラモデル)」に注目し、初期ガンプラによる『機動戦士ガンダム』の名シーンを立体で表現したジオラマも展示する。

◆加速するアニメブーム  拡大するアニメージュ
ガンダムによって加速したアニメブームは、若い作り手が参加した作品が増えるなど、さらなる発展を続ける。『アニメージュ』にも、鈴木敏夫の方針でファンと同世代のアルバイトスタッフが大量に投入され活気づいた。また『アニメージュ』の活動は範囲を広げ、ファンとの大規模な交流イベントやラジオ番組、レコードやビデオが生まれ、出版物も文庫本やムック本などが続々と発刊される。雑誌の枠を超えた拡大は、いずれ自身が主導するアニメ作品制作へとつながっていったのだ。

本エリアでは、鈴木の志向性が色濃く出た「表紙」と「付録」のギャラリーを楽しめる。特に、付録は「情報誌」には珍しく、市販品よりも凝ったグッズや冊子、ポスターなどが毎月ついていた。かつてのファンにはたまらなく懐かしい、貴重な付録や広告物を展示する。

◆ナウシカへの道  一冊の雑誌から映画が誕生

鈴木は、『アニメージュ』の編集を通じて、二人の作家と出会った。高畑勲と宮崎駿、『アニメージュ』の創刊号で特集した日本のアニメーション史に残る名作『太陽の王子ホルスの大冒険』を中心で生み出した二人だ。鈴木は、『ガンダム』や『宇宙戦艦ヤマト』などの松本零士アニメが大人気だった81年8月号に宮崎駿監督の31ページにもわたる大特集を掲載したのを契機に、一気に高畑・宮崎らに寄りそう路線をとることを宣言したのだ。

本エリアでは、 82年2月号の原作マンガ連載開始を経て、84年に映画『風の谷のナウシカ』が誕生するまでの道のりを振り返る。さらに、今まで紹介されることの少なかった、貴重なレイアウトや原画、美術ボードなどの資料を、その描き手が『アニメージュ』でどう紹介されてきたか、という視点から多数展示。
中でも、また、『アニメージュ』という雑誌から映像制作が始まったという表れとして、徳間書店制作の他の映像作品をまとめて紹介。鈴木が力を入れた押井守監督作品『天使のたまご『の貴重な資料展示や、今回初公開となる『風の谷のナウシカ』のセル画にも注目だ。

本展の入場は全日日時指定制。前売券の第一次抽選先行受付が3月8日(月)〜3月14日(日)、第二次抽選販売が3月17日(水)〜3月21日(日)に行われる。前売り券の一般発売は3月27日(水)より、当日券の販売は4月15日(木)開始だ。
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(C)1984 Studio Ghibli・H

アニメージュプラス編集部