• 『ガチョシアター』松田賢二&髙寺成紀が語るアニメ・映画館の思い出
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2021.04.06

『ガチョシアター』松田賢二&髙寺成紀が語るアニメ・映画館の思い出

軽妙なトークで場を盛り上げてくれた松田賢二さん



――声優としても活躍されている松田さんですが、やはりお仕事の大きな転機となったのは髙寺さんと出会った『仮面ライダー響鬼』のザンキ役になるでしょうか。

松田 そうですね。今年50歳になるおっさんが、今でもまだ「元仮面ライダー」ということでいろんな場所に出してもらえるっていうのはありがたいですね。「どんだけ影響力あんねん!」っていう感じで。

――その後もシリーズに何作かご出演されていますし。

松田 ええ、最近だと『仮面ライダージオウ』に『キバ』の次狼役で出ました。

髙寺 ザンちゃんのスマホは、ロック画面が例のお尻の写真になってるんですよね(※「四十四之巻 秘める禁断」のザンキが全裸で倒れている場面)。

松田 あれは髙寺さんがP(プロデューサー)の時のじゃないんですけどね(※髙寺さんは二十九之巻でプロデューサーを降板)。

髙寺 でも、あれのおかげで、特撮界で「尻」と言えば松田さんって感じになっちゃったよね。

――日曜朝にお尻を見せてくれたインパクトは、確かに強烈でした。

松田 師匠とお会いした時もそうでしたけれども、「自分はこうしたい、ああしたい」っていう思いもなく、ただ成り行きに任せているだけなんですけれど。

髙寺 オーディションの時は、ザンちゃんのそんな無欲な感じがスッと入ってきたんですよね。当時の気分のすべてを正確に覚えているわけじゃないんですけれど、自分としては『響鬼』でヒーロー番組を新たなステージに進めたいという思いがあったんです。そういう意味では平成ライダーシリーズの若い役者さんたちのお芝居も気になっていたもので、ザンちゃんが持ってたそれに対する大人の余裕というか、油の抜けた感じが逆に新鮮でもあり、待ってましたという風に思えたんですよね。

――なるほど。

松田 宮崎駿監督が「堪る限りの力を尽くして生きなさい」と『風立ちぬ』(13年)を作っている時に言っていて、僕がすごく好きな言葉なんです。今の話を聞いていて、持てる限りの力を尽くして天命を待つ、自分は変わらずそうあるべきだなって思いましたね……ってダメだな、真面目な話をすると僕らしくないスよね。下ネタを話さないと、何かどうも調子が……。

アニメージュプラス編集部

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