• メインキャストが語る『BLUE REFLECTION RAY/澪』のリアルな少女像
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2021.04.08

メインキャストが語る『BLUE REFLECTION RAY/澪』のリアルな少女像

(左から)羽成瑠夏役の千菅春香さん、平原陽桜莉役の石見舞菜香さん、田辺百役の高倉有加さん 撮影/大山雅夫



――二人に比べると、百はかなり分かりやすいキャラクターという印象ですが……。
▲誰にでも面倒見がいい元ヤンの少女・百。

高倉 そうですね。でも彼女も元ヤンでサバサバしている反面、すごく女の子らしい一面もありまして。お漬物を漬けていたり、「エッチ」っていう単語にめちゃくちゃ恥じらいを感じたりとか。私が思うに、純粋が故にヤンキーになっちゃったのかなっていう。

――純粋が故にヤンキーに!? それは面白いですね(笑)。

高倉 あまりに純粋すぎて、自分がどうしたらいいのかわからなくなって「ワーッ!」ってなっちゃったのかなって。最初は結構「元ヤン」の部分を意識しないといけないなって思っていたんですが、ディレクターさんに「実は女の子らしいところもあるし、みんなのお姉さんっていう感じなんだよ」と言っていただいて。そこで彼女の印象や演じ方が変わっていきました。

――本作では女子校の寮生活の場面も描かれますが、皆さんそういう経験はありますか。

高倉 女子校ではあったんですが、寮はなかったですね。

石見 女子校ではなかったんですが、学校での女子の割合が多くて、1年生の時に1クラスだけあった女子オンリーのクラスになったことがあります。

千菅 私は全く経験がないんですが、女子校ってやっぱりこんな感じなんですか?

高倉 女子校の女子は強くなっていくね。おじいちゃんみたいな先生しかいなかったので、周りを気にしない人がどんどん増えていく。カーテン全開のまま着替えちゃったり、あとはやたら胸を触ってきたり。

石見 それ、本当にあるんですね!

高倉 私はやられる方でしたけれど、めちゃくちゃ謎でしたね。急に触られて「何!?」みたいなことが何度もあって。あれも女子校ノリなのかな?

石見 そんな人はさすがにいなかった(笑)。でも、他のクラスは男の子がいる中で、自分のクラスは女子だけっていうのは、ちょっと残念だなっていう空気があったりして。

高倉 わかるわ~(笑)。

石見 でも、だんだん時間が経ってくると開きなおってきて、「男子がいないからこそ思い切り楽しんじゃおう」みたいな気分になって、男子のいるクラスよりも行事を盛り上げようみたいな感じで燃え上がってました。

千菅 すごく素敵なクラスじゃないですか!

――そんな女子パワーが本作でも大いに発揮されそうですね。では、まだ謎多き作品ではありますが、改めてファンの皆さんにメッセージをいただけますか。

石見 この作品は、岸田先生が生み出した可愛い女の子たちがいっぱい出てきて、青春キラキラな……。

高倉 あれれ、本当に?(笑)。

千菅 青春は間違いない(笑)。あとリフレクターの衣装がキラキラしてるから。

石見 子どもじゃないけれど、大人にもなりきれていない不安定な女子高生たちの日常が切り取られています。本当に1話を観ただけではこの作品の魅力は全部お伝えできないと思うので、絶対に続けて観ていただきたいです。話数を追うごとにどんどん面白さが増して癖になってくると思うので、ぜひ彼女たちの青春を皆様に観ていただきたいなと思います。ぜひ応援してください! よろしくお願いいたします。

千菅 繊細で透明感のある女の子たちがこれでもかと堪能できます。かと思えば、彼女たちの生っぽいリアルな姿も感じることもできる、いろいろな味で楽しめる作品です。目で観て楽しく、シナリオも心にグッとくるところがたくさんあると思いますので、ぜひ好きなキャラクターを見つけていただきたいですし、ストーリーがどのように展開していくのかも期待して見守っていただけたらと思います。

高倉 この作品は女の子たちの心の動きをすごく丁寧に描いてくれているので、悩みがあったりする人が観ると、すごく共感できたり勇気をもらえたりすると思うんです。1話だけじゃなく、ずっと観続けてくれたら本当にスルメのように作品の旨味がジワジワと出てくると思います。キャラクターたちの思いを一緒に感じていただければと思うので、どうぞ宜しくお願いいたします!

(C)コーエーテクモゲームス/AASA

アニメージュプラス編集部

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