• 【再上映決定】圧倒的音圧!『鬼滅の刃』をリピートするならドルビーシネマで!
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2021.04.22

【再上映決定】圧倒的音圧!『鬼滅の刃』をリピートするならドルビーシネマで!

(C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

2020年10月16日(金)より公開中の『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』。何度もリピート鑑賞している人も多いのではないだろうか? Blu-ray&DVDの発売も6月16日(水)に迫り、劇場での公開も終映が近付いている。そんな中、3月27日(土)からドルビーシネマ版が上映されていることはご存知だろうか?

ドルビーシネマとは、ドルビーラボラトリーズによって作品に完全に没入するために作り上げられた、全く新しい劇場フォーマット。日本国内では現在7スクリーンが可動しているが、ハリウッドを中心に多くのスタジオに採用されており、映画監督の中には、ドルビーシネマ版でしか映画を撮りたくないと言う人もいるほどのものになっている。

ドルビーシネマの特徴は、圧倒的な映像美と上下左右から立体的に聴こえてくる最新のオーディオシステム。特に「黒色」の美しさに定評があるのだが、この黒色の表現が、色調が暗いシーンにマッチするのだ。今回、ドルビーシネマ版の『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』を鑑賞する機会を得た編集部。その魅力をレポートする。
▲T・ジョイ横浜のエントランス
今回訪れたのは、JR横浜タワー8階にあるT・ジョイ横浜のドルビーシネマ。他のシアターと違い、入り口から違っている。これは、「AVP(オーディオ ビジュアル パスウェイ)」というもので、エントランスから作品の世界観に誘う。劇場内に入ると驚くのは、その真っ黒さ。画面への映り込みを極力無くすために、壁や床、シートに至るまで全て黒色で統一されており、64個のスピーカーも全て埋め込まれている。また、画面と座席は湾曲する形で配置され、どの席からも画面が良く見えるように工夫されている。
▲ドルビーシネマ特有の「AVP(オーディオ ビジュアル パスウェイ)」
▲真っ黒に統一されたシアター内
シートは座面も背もたれもゆったり幅広。深く腰掛けて上映を待っていると、予告編に続いてドルビーシネマの紹介が始まった。この時にあることが起きるのだが、これは是非その目で確かめてみてほしい。筆者は少し鳥肌が立つほどびっくりした。それくらいに、輝度が圧倒的で素晴らしい。

紹介ムービーでドルビーシネマの凄さを確認した後は、いよいよ映画本編。10月の公開直後に通常のシアターでも鑑賞していたのだが、ドルビーシネマ版を改めて観ると、「こんなに隅々まで見えていたっけ?」と驚いた。列車が走る音も立体感を伴って聴こえてくる。これがドルビーシネマの凄さなのかと思いつつも観続けていると、煉獄さんがお弁当を食べてうまいと連呼するシーンに。このシーンは本当に炭治郎達と同じ気持ちになれること間違いない。なぜなら煉獄さんの声圧が凄すぎて、本当にびっくりしてしまったのだ。風圧を感じる程の音なのだ。それくらい、臨場感を感じられる音の表現に息を呑む。

ドルビーシネマには、最大64個ものスピーカーが壁や天井の至る所に埋め込まれているのだが、このスピーカー1個1個が独立駆動することで(世界初のオブジェクトベース立体音響技術なのだそう)、360度上下左右から音が聴こえてくるのだ。そしてその音が64個のスピーカーをどんどん移動していくので、例えば鬼が周囲を動き回る感じや、技のスピード感、各隊士の呼吸などが現実味をもって伝わってくる。

事前にドルビーのスタッフから、「没入感が凄いです」と聞かされていたのだが、本当に映画にのめり込む体験が出来た。映像の細かな陰影や色遣いの変化、エフェクトなどを隅々まで見渡すことができ、鬼の咆哮には本気でビビり、技の応酬にはより一層手に汗を握る。

特に、善逸の雷を伴う「霹靂一閃」と煉獄さんの炎をまとった技の数々、炭治郎の無意識領域のシーンは、その煌めきや動きが本当にリアルだった。逆に色調が暗いシーンは、ドルビーならではの黒で表現された闇が濃く、深いところに引き込まれてしまいそうになるほど。
▲ドルビーシネマ版では、画像の周りの黒も沈み込んで色のコントラストがより際立つ 
そして、この映画の主題歌『炎』。沁みる…。凄く沁みてくる。少しずつボリュームが上がっていくかのようにLiSAの声がクリアに響いてきて、エンドロールが流れてくると、「あぁ、ドルビーシネマ良いなぁ」という気分になってくる。通常の料金に加えてプラス500円程の料金がかかってはしまうのだが、それだけの価値は十分にあると思う。より “生きた” 映画を楽しみたいのなら、是非お勧めしたい。特にお気に入りの映画を観るなら尚更だ。

終幕が迫る『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』。リピート、そして最後の見納めにドルビーシネマ版はいかがだろうか? 本作は、MOVIXさいたま、T・ジョイ横浜、ミッドランドシネマ(名古屋)、梅田ブルク7、MOVIX京都、T・ジョイ博多、丸の内ピカデリーで上映。緊急事態宣言を受け各劇場で上映スケジュールが変更になっているが、4月29日(木・祝)から、今回取材したT・ジョイ横浜、MOVIXさいたま、ミッドランドシネマ(名古屋)、Tジョイ博多の4劇場での再上映が決定! 感染対策には十分気を付けた上で無限列車への乗車を楽しんでみては?


※禰豆子の「禰」は「ネ+爾」、煉獄の“れん”の漢字は「火+東」が正しい表記となる。
※4月28日時点の情報です。今後上映日程など変わる可能性がありますので、最新の情報をご確認ください。

>>>T・ジョイ横浜のイメージなどを見る(写真6点)

(C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

アニメージュプラス編集部

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